独学と教室はどっちが良いの?独学が前提、教室はお好みで

ギター初心者向け

これからギターを始める人
すでに始めてて伸び悩んでる人
もっと上手くなりたい人

全員ふとこんなことを考えたことがあると思う

独学で練習するか、教室に通うか。

独学でも上手くなれたよ。という人もいれば

教室行った方が絶対速い!という人もいる。

ただ筆者は、独学と教室は相反関係にないと思っている。

その理由をつらつらと述べていくので
今よりもっと上達したい人はこの先をぜひ読んでほしい。

独学は上達の大前提

独学という行為自体が実は主体的に学ぶという事だと気付いたのがこの考えに至るスタート地点でした。

前々から独学vs教室の二項対立に対して違和感があった事も事実です。

それは
教室に通っている人=非独学者で
教室に通わない人=独学者
という偏見のもとに成り立つ議論だし

教室にも通ってて独学もしてる
といったハイブリッドタイプを置き去りにしているからです。

かく言う私はこのハイブリッドタイプで

小学生の頃に短期間ですが叔母のピアノ教室に通っていました。

ピアノを習うキッカケは
映画パイレーツオブカリビアンのメインテーマ
彼こそが海賊という曲が弾きたかったからです。

譜面は音楽の授業でも習ってたのでなんとなく読めたし
実家にピアノもあったので以前から
あたしんち。のオープニングとか
デジモンのオープニングとか
好きな曲のメロディをなぞる程度の事はしてたので
この時点で私の独学は始まっていたのだと思います。

ただ、彼こそが海賊に関してはメロディだけでなく両手でバゴーンと弾きたかったのですが
なんかやり方がわからんと、

そこで叔母に弾き方を聞きに行ったという訳です。

初日は弾いているところを見せてもらって
この曲で使う左手のリズムと手の使い方を教わり
次の週にはもう前半部分が両手で弾けてました。
なんか自慢みたいですけど弾けてました。

そこからすこしリズムが複雑になる部分や
右手のオクターブで弾く部分などの弾き方を教わり
1ヶ月程でこの曲を完奏する事が出来ました。

その後も惰性で何周か通っていたのですが
特に目的もなくバイエルとかを弾いてて
面白くなくなったので自然と辞めてました。

最初は主体的に学んでいたのが、受動的になったのだと考えられます。

ただ、面白い事にこの曲で習得した技術と後に覚えたコード理論を駆使して
ある程度ピアノが弾けるようになってました。

抽象的に捉える

これは知識と技術を抽象的に理解していたからだと思います。

抽象的に理解するという事を少し具体的に表現すると

バナナの皮の剥き方は習ったけど
みかんの皮の剥き方は分からない
という人は
バナナの皮の剥き方は具体的に理解しているけど
抽象的に落とし込めていないので
みかんの皮が剥けない

抽象的に理解できれば
これ、要は果物の皮剥くって事だよな
と考えて勝手にみかんの皮も剥ける
といった具合に
個別の動作として処理せずに
果物の皮剥きとカテゴライズする事で他の果物にも応用ができる
といったわけです。

これがピアノで出来たので色んな曲で応用できたと。

ただ筆者の場合はその後ピアノの技術についての興味が持てなかったので
今も1つの技術だけを応用し続けているという状態です。

子供になろう

主体性と抽象的理解が組み合わさる事で
技術と知識はどんどんレベルアップしていきます。

ではどうやってこの二つを身につけるのかというと

“子供になる”こと
だと考えます。

いわゆる少年性です。

子供は好奇心旺盛です。
興味のある事はとことん追求したいし全力です。

つまり主体制がMAX

公園で落ちている棒を与えれば
その棒は剣にもなり、ペンにもなるでしょう

子供は剣もペンも同じ棒状のものであると
抽象的に理解しているからです。

それが大人になると
どう学ぶのが効率的なのか
テクニックの使い所はどこなのか
など、学び方や力の使い方を他人に委ねてしまいます。

大人になる過程で人間は
主観と客観の比重が逆転し
主体性と抽象的理解力を忘れてしまうのかも知れません。

我々は天才だった筈

理論上我々は子供の頃は例外なく天才だった筈ですが、
大きな括りで言うと間違ってないのに
正しい文言を記入しないと無条件で×を貰うテスト
なんかを始めとした教育を何年も繰り返し受けていく事で
徹底的に大人に育て上げられてきたという訳ですね。

私は主体性と抽象的理解力は後天的にでも身につくと前述しましたが
それ自体が実は誤りで

実は後天的に失ってしまったものだったというのが真実です。

ただ、取り戻せる余地があるんじゃないかなーとも思う訳で、

それはこの曲が弾きたいという強い思いだったり
楽器に対する強い興味、関心だったりを再び宿す事でしか取り戻す事は出来ない。

行動と失敗を繰り返すそのエネルギーの根源である少年性を思い出す事です。

上手くなるには初期衝動に従う事
上手くなり続けるにはその初期衝動に薪をくべ続けたり油を注ぎ続ける事かなーと思います。

果たしてその情熱をあなたはギターに対して今から注ぐ事が出来ますか?

仮にギター以外にそういった存在があるのであれば
そこに時間と情熱を注いでいた方がより満足度は高くなるかなーと思います。

まとめ

ここまでをまとめると

独学と教室は相反関係には無く
大切なのは主体的に学ぶ姿勢
それと抽象的に腹落ちさせる理解力で

それはすなわち少年性であると言う事。

大人である事を忘れられるような趣味を持つ事で
人生はより充実していくかもね。

という話でした。

この記事があなたの上達の一助になれれば嬉しいです。

プロフィール


吉田寛定
中学時代は吹奏楽に打ち込み14歳でギターに目覚め、高校入学後はバンド活動に明け暮れる。その後音楽の専門学校を卒業。アイドルのバックバンド、レコーディングに参加。商店経営、楽器店勤務、ギターインストラクターを経験。趣味は読書と格闘技観戦。

プロフィール
吉田寛定 中学時代は吹奏楽に打ち込み14歳でギターに目覚め、高校入学後はバンド活動に明け暮れる。その後音楽の専門学校を卒業。アイドルのバックバンド、レコーディングに参加。商店経営、楽器店勤務、ギターインストラクターを経験。趣味は読書と格闘技観戦。
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