みている人や聴いている人にとってはどうでも良かったり気にならないことでも
弾いてる側はその人なりのロジックがあって、
その人なりにこだわっている部分ってあると思います。
例えば、踏んでも踏まなくてもほとんど音色が変わらないエフェクターとかが最たるものかと思いますが
確かに音色ほぼ変わらないなら使わなくても良くない?
というのは分かります。
ただし、実際演奏する当人にしては
そのエフェクターを組むかどうかが死活問題になったりします。
エフェクターを音作りの道具
として見た場合は
やっぱり音色になにかしらの変化があった方が良いような気がしますよね
ですが、エフェクターの効果範囲はサウンドだけではありません。
音色にはほぼ影響を与えないように感じるものも
実際に弾いてみると明らかに何かが変わるものがあります。
一つ例を挙げると、弾き心地です。
音はほぼ変化しなくても
踏むだけでその人にとって弾きやすくなったり、弾きにくくなったりするエフェクターもあります。
プロの足元によくその手のエフェクターが組まれていることがありますが、
もちろん
プロは人並外れて耳がいいから
一般人には分からない音色の差異がわかっている
という部分は少なからずあると思いますが
分からない程度の差異であれば
その人の腕前でその僅かな差を埋める事も出来なくはないでしょう。
そうなると
わざわざそのエフェクターを組む理由としては
やはり弾き心地にあると思います。
インタビュー記事でもたまに目にするのが
「これを踏むと調子がいい」
「雰囲気が良くなる」
「どう弾いても良い音がする」
というような
極めて感覚的な内容で
実際楽器店でその機材を触ってみても
イマイチ何がいいのかよくわからない
みたいなものがあったりします
これらはその人にとって弾き心地が良いエフェクター、機材であった可能性が高いです。
では、弾き心地が良いとはどんな状態なのかというと、
僕が考えるに
強く弾いた時と弱めに弾いた時、その中間の強さで弾いた時にアンプから出てくる音が自分のイメージと合致するような状態です。
自分と相性の良いギター、エフェクター、アンプは言う事を聞いてくれる感覚があります。
逆にイマイチ良い音が出せない
イメージ通りに弾けない
というような機材もあります。
そういった相性のこともあるので
人から勧められたものがイマイチ合わなければそれはそれで良いですし
逆に誰かが酷評しているものでも
自分にとっては最高なものもあります。
相性の良い機材と出会うためには
試すことはもちろんですが
客観ではなく主観で判断する事が最も重要です。
弾いた時の気持ちよさ、心地よさは極めて感覚的で自分にしか分からない事です。
客観的な意見はとりあえず置いておいて
最終的に自分が気持ちよく弾ける
と言う事を意識した機材選びが出来れば
より満足度高くギターを楽しめるんじゃないかなーと思います。
主観的に良いか悪いかを判断する事って凄く大事だよね
という話でした。