ギター教室を上手く利用する|上達を加速させる最強のサードプレイス活用術

「教室に行くための練習」で疲れているあなたは、もう立派な「真面目教」の信者だ。
どうも、7丁目ギター教室新潟江南校の吉田です。
新潟の冬、日本海側から吹き付ける冷たい風でギターのチューニングも私の関節も狂いがちですが、温かいコーヒーを淹れてお待ちしています。
最近は生徒さんと「どこのラーメン屋が一番温まるか」という議論に花を咲かせすぎて、肝心のスケール練習が5分短くなってしまったのは内緒です。
さて、ギター教室に通っているのに「上達しなきゃ」というプレッシャーで練習が苦しくなっていませんか?
実は、あなたが上達しないのは努力不足ではなく、「教室を真面目に使いすぎている」からかもしれません。
結論から言うと、ギター教室の真の価値は「技術習得」以上に、講師や仲間との「他愛のない雑談」や「ゆるいつながり」にあります。ここをあなたのサードプレイス(自宅でも職場でもない第三の居場所)にできたとき、脳のブロックが外れ、上達のきっかけになるというのは良くある話です。


ギター教室で「上達しない」と感じる根本的な理由

せっかく月謝を払っているのに成果が出ないと悩む方は多いですが、結論から申し上げますと、ギター教室に通うだけで自動的に上達することはありません。
ギターの習得において、講師から教わる時間はあくまで「道標」を確認する作業に過ぎないからです。
上達を実感できない大きな理由は、圧倒的な自己練習の不足と「教室=勉強の場」という心理的な壁にあります。
週に1回、1時間のレッスンを受けたとしても、残りの6日間で一度もギターに触れなければ、前回の内容を思い出すだけでレッスン時間が終わってしまいます。
上達の鍵は、教室を上手く利用する事でギターに触るモチベーションを補給し、「教室外」の取り組みに還元していく事にあります。
雑談がギターを上手くさせる科学的理由

「高い月謝を払っているのに、お喋りなんて勿体ない!」と思うかもしれません。
しかし、教室でのコミュニケーションは、単なる暇つぶしではなく、あなたの演奏能力を底上げする効果があります。
「心理的安全性」が脳のブロックを外す
人間は緊張すると、ストレスホルモンである「コルチゾール」が分泌されます。これが厄介で、脳の記憶を司る部分や、複雑な指の動きをコントロールする運動領域の働きを鈍らせてしまいます。
講師や他の生徒さんと笑い、リラックスすることで脳内に「オキシトシン(幸福感を感じるホルモン)」や「ドーパミン(やる気を引き出す物質)」が溢れます。この状態こそが、新しい技術を吸収するための「脳のゴールデンタイム」なのです。
他者の存在が「限界」を引き上げる
心理学には「社会的促進」という言葉があります。
一人で黙々と練習するよりも、誰かに見られていたり、同じ志を持つ仲間が近くにいたりするだけで、作業のパフォーマンスが上がることが証明されています。
ロビーですれ違った他の生徒さんと「そのギターケースかっこいいですね」と一言交わす。そんな小さな交流が、「よし、自分ももうちょっと頑張ろう」というポジティブな刺激になり、あなたの練習の質を劇的に変えてくれるのです。
ギター教室を「サードプレイス」にするメリット比較
ただ技術を習うだけの場所と、居心地の良い「居場所」として使う場合の違いを比較してみましょう。
| 項目 | 単なる「習い事」としての教室 | 「サードプレイス」としての教室 |
|---|---|---|
| 通う動機 | 義務感・上達のため | 楽しさ・リフレッシュのため |
| 脳の状態 | 評価を気にする(緊張) | 自己表現を楽しむ(リラックス) |
| 上達の質 | 指の動きのコピー | 音楽的な表現力の向上 |
| 継続率 | 壁にぶつかると挫折 | 仲間や講師がいるから続く |


むしろ「雑談がメイン」の日があっても全く問題ない

教室に通っている中でも「なんだか今日はモチベが上がらないなー」とか「最近忙しくて全然練習できてないや」なんて日もあると思います。
そんな中でレッスンを受けても、前回の復習だけで時間が過ぎてしまうと「先生に申し訳ない」「月謝を無駄にしている」と気まずい気持ちになりがちですよね。
でも、そんなときこそ正直に「今日は練習できてないんです!」と先生に言ってみてください。
「練習不足の気まずさ」でギターを嫌いにならないために
「最近仕事が忙しくて……」と切り出せば、「お仕事大変なんですね。お休み取れてます?」と、そこから長めの雑談になることもあります。
実はこれ、非常に有意義な時間なんです。
申し訳なさを感じながら復習に時間を浪費し、その「気まずさ」が原因でギターから離れてしまう人……。 そんな悲しい結末こそが、私たち講師にとっても生徒さんにとっても最大の損失なんです。
講師はあなたの「人物像」を知りたい
先生も一人の人間です。あなたの生活背景や性格を知ることで、
(あ、この人最近忙しいみたいだから短時間でできる練習を提案しよう)とか
(今は基礎より好きな曲のコピーで癒やされたい時期だな)といった、より精度の高いアドバイスができるようになります。
お互いの人物像がはっきりし、理解が深まることで、結果的に「また来週も先生に会いに行こう」という高いモチベーションに繋がるのです。
実際によく雑談する生徒さんほどしっかり練習してくる傾向にあります。
通うこと自体を報酬にする仕組み化

練習ができていない週、教室に行くのが重荷にならないために、以下のコミュニケーション術を試してみてください。
1. 「普通の話」をする
練習の疑問だけでなく、「最近やる気が出ないんです」「仕事でミスしちゃって」という悩みも正直に話してください。
メンタルが整わないと、指は絶対に動きません。
2. 「ギター以外の得意分野」で先生を圧倒する
これ、意外とおすすめなんです。
基本的にギターの先生は「ギターと音楽以外はからっきし」という世間知らずな人種が多いです(笑)。
- あなたの仕事の専門知識
- おすすめのグルメやキャンプギアの話
- 最新の便利家電やスマホの裏技
あなたが先生に色々教えてあげるくらいのスタンスでちょうど良いんです。
対等な人間関係を築くことで、「教わる側のプレッシャー」が消え、教室がもっと楽しい場所になります。
3. 次の目標を一緒に決める
「褒められたいから、来週までにサビだけ完璧にします!」と宣言して、自分にポジティブな締切を作ります。
よくある質問 (Q&A)
Q. 練習してこなかったのに教室に行くのが申し訳ないです。
A. 講師はプロですから、練習できていないことなんて一瞬で見抜きます(笑)。でも、それで怒ることはありません。むしろ、そんな時こそ「どうすれば忙しい中でも3分だけ触れるか」を一緒に考えるチャンスです。気にせず来てください!
Q. 人見知りで雑談が苦手なのですが…。
A. 無理に喋る必要はありません。ギターという共通言語があるだけで、言葉以上のコミュニケーションが取れています。「このピック使いやすいですね」という一言だけで、ギタリスト同士の絆は深まります。
Q. 雑談ばかりで時間が過ぎるのが不安です。
A. ガチガチに緊張して1時間練習するより、15分喋ってリラックスしてから45分練習するほうが、脳への定着率は圧倒的に高いです。急がば回れ、ですね。
まとめ:あなたの「居場所」がギターを育てる
- ギター教室は「練習の答え合わせ」であり、かつ「心の避難所」でいい。
- 脳はリラックスしている時に最も効率よく運動学習(指の動き)を記憶する。
- 講師や仲間との雑談が、孤独な練習を「楽しみ」に変える。
- 「上達」よりも「継続」を、「継続」よりも「楽しさ」を優先する。
- 練習できていない日こそ正直に話し、先生にあなたの得意分野をレクチャーして心の距離を縮める。
ワンステップ
次に教室に行くときは、講師に「最近おすすめのラーメン屋(または音楽)」を聞くか、逆に「あなたの得意なこと」を一つ教えてあげてください。
その小さな会話が、あなたのギターに対する心理的ハードルを劇的に下げてくれるはずです。







