エレキギター始めたいけどギターって種類多過ぎるし
結局どんなものを買ったら良いか分からない!
というエレキギター入門希望者向けに
現役ギター科講師、楽器屋経験アリ、ギター歴15年の筆者が
エレキギター購入のポイントと
具体的なおすすめモデルを紹介したい。
どんなエレキギターを選べば良いのか
結論から述べると
見た目と価格
入門希望者が意識するべき事はこの2点だけ
好きな見た目で
予算内で買えるもの
それであればなんでも良い
見た目が好みであれば練習するモチベーションをキープしやすいし
そもそも買えなけれ始めることができない。
まずは入門希望者から初心者になる事が先決。
代表的なデザイン
とはいえエレキギターにもいろんな見た目のものがある。
まずは代表的なデザインのものを知って
これ好きかも
と思ったデザインのギターの中から
購入するものを選ぶといい。
ストラトタイプ
最もポピュラーなタイプがこれ。
さまざまな音楽ジャンルに対応できるサウンドバリエーションが魅力
テレキャスタイプ
シンプルなデザインで女性にも人気。
ジャキンとしたキレのいいサウンドが特徴。
レスポールモデル
ギターの王様と言われている
太く甘いサウンドが特徴
ジャズからラウドミュージックまで幅広く愛されている。
ただし重いものが多い
SGタイプ
ハードロック、ヘヴィメタルの象徴
歪ませて弾くと気持ちがいい
軽いので女性にも人気がある。
セミホロウ
ロックからジャズまで
暖かいサウンド
フルホロウ
ジャズギターといえばこれ
ジャズ以外は苦手
変形ギター
ハードロック、メタル
ルックスのインパクトが強い
座って弾く際に工夫が必要なものもある
そのほかにも様々なタイプがある
特にこだわりがないからなんでも良いんだけど
ということであれば筆者は対応力の高いストラトタイプを推奨する。
最初は安いギターで良い
正直最初は安いギターで良いと思っている。
予算はなるべく抑えてまずは始めたいという事であれば全然それで良いし
続くかどうかわからないから高いギターを買うのは怖い
というのもごもっともだ
まずは始めて、しばらく練習して
趣味として続けられそうだなと思ったら
もうちょっと上のグレードのギターを検討すれば良い。
最初から高いギターを買うのはNG?
人によっては思い切って高いギター買っちゃった方が
続ける理由づけになるからその方がいいよ
と主張する人もいるが
ぶっちゃけなんで趣味ごときに背水の陣で挑まなきゃいけないんだよって話で、
それくらいの気持ちでないと上手くなんかなれないぞっていう意見もわかるけど
人には人のペースってものがあるし
多くの人は自分に甘々なんだから
結局大金払って挫折して
得たものは苦い思い出だけ
なんてことになったら目も当てれない。
高いギター、安いギターそれぞれのメリットデメリット
それでも高いギターを買って自分を鼓舞したいんだ!って事ならそれでも良い
低価格帯ギターのメリットとデメリット
まずは安いギターを買うメリットとデメリット
メリットは
安い事
どれを買っても大きな差はない事
結局最大のメリットは金銭的痛みが少ない事
最悪挫折しても最低限のリスクしか取ってないから精神的なダメージも少ない。
心の安定を考えるなら導入コストは少ないに越したことはない。
デメリットは
材料やパーツが安い事
作り込みが粗い事
ということになってくる
まあ安いんだから当たり前だよね
でも正直始めたてのころなんて何が弾きやすくて何が弾きにくいとか
そういう判断基準を持ってないんだから
パーツが安かろうと作り込みが甘かろうと問題に感じることがない訳だ。
むしろこれからも続けられそうだなと挫折しない自信がついた頃に
ちょっとグレードの高い楽器を購入すると圧倒的に弾きやすくなるし
もっと楽しく練習できる様になって勝手に上手くなる。
安いギターは初心者から経験者になるための仮免許
踏み台みたいなもの
続いたら買い換える計画を事前に立てておくことで
安いギターを買うデメリットはほぼ帳消しになる。
高価格帯ギターのメリットとデメリット
そして高いギターを買うメリットデメリットなんだけど
ネタバレしちゃうと安いギターのメリットとデメリットがそのまま逆転する形になる
メリットは
材料やパーツの品質も高い
作り込みが丁寧
ぶっちゃけギターは価格の高さ=品質の高さ
価格が上がるにつれて優秀な職人さんが手間暇かけて作ってくれるってのは当たり前だよね
だがしかし
さっきも解説したとおり
始めた手の人は何が良くて何が悪いのかって判断基準を持っていないので
いくら良い材、良いパーツが使われていて
職人さんが良い仕事をしてくれていたとしても
正直分からない訳だ
したがって、このメリットも実質ほとんど帳消しになってしまう。
そしてデメリットは
高い
特定の演奏ジャンルに特化しているものが多い。
素人目でも分かるくらい品質の高いギターっていうのはめちゃくちゃ高い。
入門用ギター何本買えるんだよってくらい高い。
しかも1万払っても50万払っても弾ける曲は同じだし
出来るできないの差っていうのはないに等しい
ブランド志向である場合
背水の陣で挑みたい場合
よっぽど
金銭的余裕がある場合
これらに該当しないのであれば安いギターを買って始めた方がいい
というのはなんとなく分かって貰えたと思う。
また高額なものはいわゆるプロ仕様でもあるので
特定の演奏ジャンルに特化したものも多い
汎用性の低い高額ギターを入手してしまうとせっかく大金叩いて買ったのにフレット数が足りないとか、
とかっていう事態になりかねない。
高額ギターを買うのは
サウンドやデザイン、仕様などの細かい好みが確立した後でも遅くない
むしろ何も知らずに買うには早すぎると思っていい。
具体的なおすすめモデル
という事で安価かつ筆者的におすすめできるギターを何本か紹介しよう。
playtech ST250
とにかく安く導入コストを極限まで抑えることが出来る。
カラバリ豊富で選ぶ楽しさもある。
アンプ、チューナーなど諸々アクセサリー類込みでも15000円程度で買えるセットもある。
安さを重視するならチェックしておきたい
squire affinity
ストラトキャスターやテレキャスター等の定番モデルを生み出した老舗fenderのエントリークラス専門ブランド
品質も悪くなく
ちょっと良い入門モデル
というような感じ
何より無名の安いブランドに手を出すよりかは安心感がある。
Bacchus universe series
国内人気メーカーBacchusの入門者向けライン
熟練の職人監修のもと海外の工場で生産することで高コスパを実現したシリーズ
既に実績のある国内メーカーが使っているという安心感があるし、実際品質も悪くない。
ギターに慣れてきたらBacchusの上のグレードを検討しても良いかもしれない。
BLITZ
こちらも国内の老舗メーカー
ARIAが手がける入門向けブランドBLITZ
製造に手間のかかるレスポールタイプを安く買えるのが魅力
最初からレスポールモデルタイプやSGタイプを弾きたいと思っているなら候補に入れて欲しい。
YAMAHA PAC112
ご存知YAMAHAによる完全無欠の入門機
この価格である事を加味すると欠点が見つからない
音、演奏性、機能性
この価格帯では間違いなく最上位
筆者の教室でも愛用していて生徒さんからの評判も良い。
入門機としては高価だけど
長く付き合える一本。