「弦をケチることは、上達への最短ルートを自ら捨てているのと同じだ。」

どうも、7丁目ギター教室新潟江南校の吉田です。

「まだ下手なんだから、500円くらいの安い弦で十分だろう」
「切れるまで張り替えないのが美徳」……もしあなたがそんなふうに思っているなら、今すぐその考えをアップデートする必要があります。

結論から言うと、ギター初心者こそ「Elixir(エリクサー)」などの高級コーティング弦を張るべきです。それは単なる贅沢ではなく、練習効率を最大化し、楽器の寿命を延ばし、そして何より「ギターを弾くのが嫌になるリスク」を最小限にするための、最も賢い投資だからです。

ゲイン・アゲ美
ゲイン・アゲ美
「弦なんて消耗品だし、安いのでいいじゃん」って思うかもしれないけど、劣化した弦はアンサンブルで音が抜けない原因になるんだよね。ルカサーみたいな洗練されたトーンを狙うなら、常にフレッシュな状態を保つのが実戦向きだよ。😌🎸

アド・リブ代
アド・リブ代
あら、サビた弦でゲイリー・ムーアのような「泣き」を表現しようなんて無粋だわ。指先に伝わる不快感は、魂(ソウル)を曇らせる原因よ。まずは指が滑る快感を優先しなさい。魂が震えるトーンはそこからよ。💙

モダン・テク子
モダン・テク子
ノンコーティング弦の酸化による摩擦係数の増大は、スウィープや速弾きの運指精度を著しく下げる。理論的に見て、初心者が技術を習得する段階で物理的なノイズ(サビ)を介在させるのは非効率的だぞ。ペトルーシのピッキングを見習うなら、弦のコンディションは絶対だ。🤔⚙️

安い弦の「寿命」を工学的に解剖する

多くの初心者が陥る誤解に、「弦は切れるまで使える」というものがあります。しかし、音響工学的な視点で見ると、弦の寿命は「切れる瞬間」よりも遥かに早く訪れます。

高域の消失と「ローパスフィルター」現象

ノンコーティング弦は、空気に触れた瞬間から酸化が始まります。弦の表面にサビや皮脂汚れが付着すると、弦の質量が不均一になり、振動のバランスが崩れます。

具体的には、きらびやかな倍音成分(高域)から順に死んでいきます。これは、エフェクターでいうところのローパスフィルターが常にかかっているような状態です。アンプ側でどれだけ「TREBLE」を上げても、音の芯(基本波)がボヤけているため、抜けの良い音は作れません。

確かに張り立てはの状態では最高のトーンを奏でる事が出来ますが、短期での張替えを前提としているため実質的にノンコーティングの方が高級弦となっているのが実情で、昨今の円安、物価高によってさらに追い打ちがかけられています。

認知心理学で見る「触覚の重要性」

心理学において、人間は「不快な感触」を伴う作業を無意識に避けようとします(回避学習)。サビた弦のギリギリとした摩擦、指に付着する金属臭……これらは脳にとって強力なストレス源です。

「練習しなきゃ」という理性よりも、「触ると不快だ」という本能が勝ってしまう。これが、初心者がギターからフェードアウトしていく隠れた原因の一つなのです。

錆びた弦がギターに与える「物理的損害」

「弦をケチる」ことが、実は「高い修理代」を招いている事実に気づいていますか?

フレットへの「ヤスリ効果」

サビは酸化鉄、つまり非常に硬い粒子です。サビた弦でチョーキングやビブラートを繰り返すのは、フレットをサンドペーパーで削っているのと同じです。

新品の弦(またはコーティング弦)であれば滑らかに滑るはずのフレットが、サビた弦のせいで急速に摩耗していきます。フレットの打ち替え(リフレット)は数万円単位の出費になります。数百円をケチった結果、数万円を失う……まさに本末転倒な選択と言えるでしょう。

ナット溝の汚染

ナットはチューニングの安定性を司る重要なパーツです。

サビた弦がナットの溝を往復すると、溝の中にサビの粉が詰まります。これが弦の滑りを悪くし、「チューニングがすぐに狂う」というストレスフルな状況を作り出します。

コーティング弦の王様「Elixir(エリクサー)」の正体

なぜ私がここまでエリクサーを推すのか。それは、このブランドが楽器メーカーではなく「素材工学のスペシャリスト」だからです。

ゴアテックス技術の転用

エリクサーを製造しているのは、あの高機能素材「ゴアテックス」を開発したW. L. Gore & Associates, Inc.です。防水、防塵、かつ分子レベルで精密な膜を作る技術をギター弦に応用したのがエリクサーなのです。

単に弦の上に「油」を塗ったような安価なコーティング弦とは、耐久性の次元が違います。

0.1ミクロンの防壁

エリクサーの最新コーティング技術は、弦の巻き線の隙間に汚れが入るのを物理的に遮断します。それでいて、コーティングが極端に薄いため、弾き心地やサウンドの劣化を最小限に抑えています。

弦のタイプ寿命の目安サウンド傾向メンテナンス
ノンコーティング1〜2週間張りたては最高、劣化は急激弾くたびに念入りな拭き上げが必要
Elixir (OPTIWEB)1.5〜3ヶ月自然でクリスピー、高域が持続ほぼメンテナンスフリー

ゲイン・アゲ美
ゲイン・アゲ美
エリクサーのオプティウェーブは、ノンコーティングに近い手触りだね。カッティングのキレも損なわれないし、こういう「手間を減らしてクオリティを保つ」機材が一番助かるんだよ。☕🎸

 

初心者が陥る「選択のパラドックス」

「どの弦を選べばいいか分からない」……この悩み自体が、練習時間を奪う「選択のパラドックス」です。

弦の種類は膨大です。素材(ニッケル、スチール、ブロンズ)、ゲージ、ブランド。初心者がこれらを一つずつ試して正解を見つけるのは困難です。だからこそ、まずは「間違いのない基準」を一本決めてしまうべきです。

エリクサーを張っておけば、「音が悪いのは弦のせいか? 自分の腕か?」という迷いが消えます。「弦は常にベストコンディション」という前提があるからこそ、自分のプレイの癖や課題に100%集中できるのです。

よくある質問(読者投票:あなたはどっち派?)

Q. コーティング弦は「音がこもる」って聞いたけど、本当?

  • A派:耳が超肥えたベテラン・プロギタリスト「倍音の出方がわずかにタイトになる。その繊細なニュアンスをEQやピッキングでコントロールしたいから、あえて毎日ノンコーティングを張り替えるよ。」
  • B派:合理的な現代のギタリスト(おすすめ)「多少の音色の差よりも、常に80点以上のトーンが数ヶ月続く安定感の方が価値がある。練習時間も増えるし、結果的に良い音が出せるようになるよ。」

あなたはどちらを目指しますか? もしあなたが「24時間365日、専属のギターテックが弦を張り替えてくれる」環境にないのなら、迷わずB派=コーティング弦を選ぶのが最適解といえるでしょう。

アド・リブ代
アド・リブ代
あら、B派の方が圧倒的に「余裕」があるわね。クラプトンのような枯れたトーンも、指が痛くない状態で奏でるのが大人のマナーよ。🍷

モダン・テク子
モダン・テク子
妥当な判断だ。ichikaのような繊細なタッピングを多用するスタイルでも、コーティング弦の滑らかさは大きなアドバンテージになる。技術習得のための認知負荷を、弦のサビなんかに奪われるなよ。⚔️

まとめ:コーティング弦は「上達への投資」

「下手だから安い弦」ではなく、「上達したいから良い弦(コーティング弦)」を張る。このパラダイムシフトが、あなたのギターライフを変えます。

  • 練習頻度が上がる: いつ触ってもツルツルで気持ちいいから、ギターを手に取る回数が増える。

  • 耳が育つ: 常に劣化していない「正しいトーン」を聴き続けることで、音作りやピッチの判断基準が磨かれる。

  • 楽器が守られる: フレットやナットの摩耗を防ぎ、メンテナンスコストを削減できる。

  • コスパが逆転する: 安い弦を月に3回張り替えるより、エリクサーを3ヶ月使う方が圧倒的に安上がり。筆者はだいたい半年以上は張り続けてます。

「弦を張り替えるのが面倒くさい」と感じているあなた。そのストレスから解放されるために、次の給料日にはエリクサーを1パック買ってみてください。

あなたのギターライフが、サビの不快感から解放され、より自由で彩り豊かなものになりますように!

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ABOUT ME
吉田寛定
新潟市在住のギターインストラクター。 趣味ギタリストに向けた“ちょうどいい温度感”の発信を心がけています。 新潟市江南区のギター教室|7丁目ギター教室にて無料体験レッスン受付中。亀田・横越エリアの方はぜひどうぞ。
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