ギターx心と身体

ギターは最強のストレス解消法?脳と心に効く理由を徹底解説

仕事や人間関係で、心がすり減っていくとき。
音楽を聴くだけじゃ、どうにもならない夜がある。
そんなとき、実はギターを「弾く」ことが、驚くほど心を軽くしてくれる。

ギター演奏がもたらすメンタルへの効果については、本ブログでもこれまで何度か触れてきた
特に、マインドフルネスの効果自己効力感(セルフエフィカシー)の重要性没頭が心に与えるポジティブな影響については繰り返し紹介してきたテーマだ。

今回はそれらを踏まえた上で、ギターがストレス解消にどんな効果をもたらすのかを、改めて深掘りしていく。

結論から言えば、ギターはストレス解消に最強の効果を持っている。
理由はシンプルで、「脳」と「心」の両方に良い刺激を与えてくれるからだ。

ギターが脳と心にもたらす変化

ギターを弾くと、脳内でドーパミンやセロトニンといった「幸せホルモン」が分泌される。
これは運動後や美味しいものを食べた後と同じ、生理的な反応だ。

さらに、ギターを弾く行為は、意図的に「今この瞬間」に集中することを促してくれる。
つまり、マインドフルネス状態に自然と入ることができる。

無心になって指を動かし、音に意識を向ける。
それだけで脳がリセットされ、心の疲労がすっと消えていく感覚を味わえる。

ストレス軽減に効くギターの具体的なポイント

没頭できる時間が生まれる

ギターを弾いていると、嫌なことを考える余地がない。
それは、スポーツ選手が試合中に雑念を忘れるのと似ている。

ただ指を動かすだけで、自然と「悩みが小さくなる」。
ギターは、そういう力を持っている。

空気の振動が心を揺らす

ギターの音は、ただ耳で聴くだけでなく、体全体に「空気振動」として伝わってくる。
特にアンプで増幅されたエレキギターの大きな音は、その振動を体でダイレクトに感じやすい。


この音や振動による刺激が、脳を介して副交感神経を優位にし、リラックス効果を高めると考えられている。

小さな成功体験の積み重ね

ギターは、練習すればするほど「昨日よりうまくなった」という実感を得られる。
たとえFコードが鳴っただけでも、それは立派な進歩だ。

こうした小さな成功体験の積み重ねが、自己効力感(セルフエフィカシー)を高めてくれる。

自己効力感が高まると、仕事やプライベートでも「自分ならできる」という前向きな感情が育ちやすくなる。

一定のBPMがもたらす癒し効果

音楽において、**BPM(テンポ)**はメンタルにかなり大きな影響を与える。

  • ゆったりとしたBPM(60〜80程度)の曲は、心拍数を落ち着かせ、リラックス効果を生む。
    例えるなら、水泳選手がプールに浮かんでいるときのリラックス感だ。

  • 一方で、速いBPM(120以上)の曲は、気分を高揚させ、内側にたまったモヤモヤを一気に吹き飛ばしてくれる。
    サッカー選手がゴールを決めた瞬間の爆発的な喜びに似ている。

つまり、ゆっくり弾けば心が落ち着き、速く弾けば気分が上がる。
どちらも立派なストレス解消だ。

さらに、メトロノームや好きな曲に合わせて練習すれば、自然とリズム感や集中力も鍛えられる。
これは一石二鳥どころか、一石三鳥の効果だ。

ギター初心者でも大丈夫?

ギターの効果は、プロレベルの技術を持っていなくても十分に得られる。

コードを一つ鳴らすだけでもいい。
メトロノームに合わせて適当にリズムを刻むだけでもいい。

上手く弾けるかどうかではない。
**「音を鳴らして、今この瞬間に没頭すること」**こそが、ストレス解消の本質だ。

ギターを続けるコツ

  • 毎日5分でもいいからギターに触れる

  • 上手さを求めすぎず、楽しむことを最優先にする

  • 好きな曲を弾く(練習曲を義務にしない)

これだけで十分だ。

ギターは、「頑張るためのもの」じゃない。
心を癒すための最高の相棒だ。

ギターは最強のストレス対策だ

ギターは、ストレス解消において最強の武器になる。
リラックス効果も、自己効力感アップも、没頭による心のリセットも、すべてギター一本で手に入る。

心が疲れたとき。
もう何もやる気が起きないとき。
「とりあえず、コード一発鳴らしてみるか。」
そんな軽いノリでいい。

誰にも認められなくてもいい。
誰にも聴かれなくてもいい。

ギターは、いつだって、あなたの味方だ。

この記事のまとめをQ&Aでおさらい

Q:ギターはストレス解消に本当に効果があるの?

A:はい。脳内の幸せホルモン分泌、マインドフルネス状態、自己効力感の向上など、心身に良い影響を与えます。

Q:ギター初心者でもストレス解消効果は得られる?

A:もちろんです。上手さは関係なく、「音を鳴らして没頭する」だけで十分効果があります。

Q:ゆっくりした曲と速い曲、それぞれどう違う?

A:ゆっくりした曲(60〜80BPM)はリラックス、速い曲(120BPM以上)は気分を高める効果があり、どちらもストレス解消に有効です。

Q:ギターを続けるコツは?

A:完璧を求めず、毎日少しずつ楽しむことが大事です。好きな曲を気軽に弾く習慣が、心にもプラスに働きます。

最後に

今後も当ブログでは、
ギターとメンタルヘルスをはじめ、
練習法・機材選び・上達のコツなど、
さまざまな切り口からギターの魅力を深掘りしていく予定である。

この記事が少しでも参考になったと感じたら、
ぜひ当ブログをお気に入り登録(ブックマーク)して、また読みに来てほしい。

あなたのギターライフが、より楽しく、心強いものになることを願っている。

ABOUT ME
吉田寛定
新潟在住のギターインストラクター、MBTIはINTP(論理学者) 時々インスタに演奏動画を上げたりしている。 だいたいどんな話を振られてもある程度語れる位常に知識をむさぼって生きています。