ギターって、一度触ったことがある人なら分かると思うけど、
「昔やってたけどFで挫折しました」
「コードは弾けたけど単音が全然ダメで…」
こんな声が本当に多い。
筆者の教室に通っている生徒さんも、再挑戦組が案外多い。
この記事では、
昔ギターを挫折した人はどれくらいいるのか
再挑戦する人が増えている理由
挑戦し直すハードルの正体
再スタートを成功させる考え方
こういったところを等身大に語っていく。
結論から言うと、ギターは何歳からでも再挑戦できるし、再挑戦の人ほど継続しやすい。
むしろ「戻ってくる人こそ、本当にギターが好きな人」なんじゃないかと思っている。
昔ギターで挫折した人はめちゃくちゃ多い
最近のアニメブーム。
昔のバンドブーム。
さらにその前のフォークブーム。
ギターというのは、いろんな時代で「誰もが一度は挑戦する楽器」だった。
だからこそ、
「Fで挫折しました」
「コードは弾けたけど、そこから何やればいいのか分からなくて」
こういう人が本当に多い。
ギターは入口が広いぶん、つまずきポイントも多い。
だから途中で離脱するのはむしろ自然だ。実際、ギターは“挫折率が高い楽器”としてよく話題になるくらいだ。
ただ、それでも心のどこかに「ギターいいな…」という気持ちが残り続ける人が一定数いる。
それがいま、また戻ってきている。
再挑戦する人が増えている理由
筆者の実感では、再挑戦組はここ数年で一気に増えた。
理由はいくつかある。
● 大人になって時間と少しの余裕が生まれた
● SNSでギターを弾く人を見る機会が増えた
● 機材が進化して“住宅事情が関係なくなった”
● アニメなどで度々話題なるのが気になって
● コロナ禍を経て自分時間が充実し出した
などなど
昔みたいに「アンプ買って、シールド買って…」みたいな準備がいらず、
マルチ1台あれば静かに練習できる時代でもあるし。
度々話題にもなるから、大人になってまた弾きたくもなる。
「ギターは好き」だけが残っている人は強い
面白いのは、再挑戦してくる人の多くが、
ギターや音楽自体はずっと好きで気がかりだった。という。
「ギター弾けないけど、音楽はめっちゃ好きなんです」
「弾くのは挫折したけど、〇〇さんのシグネチャーモデル集めてます」
こういう熱量を持ってる人、結構いる。
昔できなかったからこそ、
“好きという想いだけは本物として残る”のかも。
このタイプの人は案外順調に上達する事が多い。
理由はシンプルで、一度挫折しているからこそ長期戦になる事がわかっているから。
教室に来る“再挑戦組”のリアル
筆者のレッスンは、実はほぼ全員が再挑戦組。
こんな声をよく聞く。
「コードはできるんですけど単音が弾けなくて…」
「ちゃんと教わったことがなくて自己流が不安で」
「前は挫折したから、今回はしっかり教えてもらいたくて」
ここで強調したいのは、
講師側は「再挑戦してくれた」というだけで尊敬しているということ。
一度心が折れたものに、もう一度向き合うって普通にすごい。
その“再挑戦の勇気”だけで、すでに一歩リードしている。
再スタートは恥でもなんでもない
「また挫折したらどうしよう」
「今さら教室なんて通っていいのかな」
こんな不安を抱えてる人は多いけど、
本当に気にしなくていい。
ギターに限らず、再挑戦できる人間は強い。
身の回りに仲間がいなくても、
SNSには再挑戦組がわんさかいる。
別に絡まなくてもいい。
同じように頑張ってる人を勝手にフォローして、勝手に励まされればいい。
その「誰かの頑張りに触れて続ける」という距離感も今の時代ならでは。
初心者より再挑戦組が伸びやすい理由
再挑戦組は、実は最強の初心者だったりする。
昔触っていた分、身体が覚えている
ギター好き度でリードしてる
憧れ・目標がはっきりしている
大人になって練習の質が上がる
必要な投資ができる
そして何より、
「前よりできている実感」が出るのが早い。
だからこそ続くし、続けば上手くなる。
めちゃくちゃシンプル。
よくある質問(Q&A)
Q. 何年も触ってなくても大丈夫?
全く問題ありません。ブランクがあっても案外覚えてらっしゃる方も多いです。
Q. Fで挫折したけど、また同じ壁にぶつかりませんか?
同じ壁にぶつかるとは思いますが色んな越え方がありますし、その時厳しければ後回しにしても良いと思います。
Q. 今から教室に通うのは遅い?
むしろ再挑戦の人ほど教室との相性が良いとおもいます。
以前出来なかったことを言語化して貰う事でなぜ出来なかったのかが明確になったという声を頂くことが多いです。
Q. ギター買い直した方がいい?
絶対買い直せというわけではありません。ただ、挫折の理由に“ギター本体の状態の悪さ”があるケースは本当に多いので、再挑戦タイミングで検討する価値はあります。
挫折しても戻ってきていい。
ギターって、人生のどこで触っても楽しめる楽器だ。
挫折したことが悪いんじゃない。
実際戻ってくる人の方が、本気度が高い。
そして、あなたが思っている以上に、
再挑戦してる人は大勢いる。
身の回りにいなくてもSNSにいっぱいいるし、
教室にもたくさんいる。
全然ひとりじゃない。
だから、
「気になってるならやってみる」
この一歩だけで十分。
要点の振り返り
昔ギターで挫折した人はめちゃくちゃ多い
再挑戦組は年々増えている
ギターが“好き”だけ残っている人は強い
再挑戦に講師はむしろ尊敬している
初心者より再挑戦の方が伸びるケースは多い
仲間はいくらでもいる。SNSにも教室にも。
最初の一歩の提案
・家にギターがある人は、まず弦を張り替えて触ってみてほしい。
・ギターがない人は、買わなくてもスタジオでレンタルして弾くだけでもOK。
・方向性に迷うなら、教室で一度プロに触れ方を見てもらうのもあり。
ギターは、人生をちょっと楽しくするパートナーみたいな存在になり得る。
一度離れたとしても、また戻ってきたくなる。
だから、あなたももう一度そのを叩いてみてほしい。








