エレキギターをやってる人なら一度はお世話になるであろうエフェクターブランドBOSS
知れば知るほど好きになるってくらい
あらゆる趣向が凝らしてあり
これは是非シェアしたいなっていうBOSSの良いところをとにかく語ってみたい。
良くも悪くも定番の音
BOSSはとにかく定番モデルが多い。
定番化するという要因としてはBOSS自体の企業力、ブランド力も少なからず影響はあるとは思うんだけど
そもそもエフェクター業界にBOSS並みの開発力のある企業があんまり無いので良いモデルを作るブランドだっていう認知がしっかり広まっているのは間違いない。
売れてるモデルは残すし人気の出なかったモデルに対しては廃盤にするし、ディレイやコーラスなどのアップデートできる余地のあるものに関してはしっかり後継モデルをリリースする
って言うのを徹底してるから安心して現行モデルを買う事ができる。
レビューも充実してるし失敗する率が低いのは嬉しい。
操作性の高さ
あえて操作性が高いと表現したんだけど要はデザインがシンプルだから音作りが容易。
歪みであればとりあえず全部真ん中に設定しておけばそれなりに良い音で鳴る上でそこから足し引きできるから直感的に目標とする音が作れる。
空間系であれば基本的に余計なパラメーターが付いてないので思い通りに音が作りうやすい。
それに加えて他のメーカーと違って手ネジで電池ボックスを開閉できるのは案外便利。
フットスイッチもかなり大きく感度も良いので踏み込みをミスすることも少ない。
音作りの段階からパフォーマンス時まで使いやすさを追求した素晴らしいデザインは他のメーカーもなかなか実現できないところだと思う。
圧倒的な強度
強度もおそらくエフェクター界随一
勢いよく踏んでも全く問題ないし
筐体形状のおかげで勢い余ってツマミに触れちゃう事もほぼ無い
しかも車に轢かれてもビルから落とされても壊れないくらい頑丈
傷ダラケのBOSSコンは沢山見てきたけど物理的にぶっ壊れたBOSSコンは見た事ない。
5年のメーカー保証
驚くべき事にBOSSコンパクトシリーズに関しては
メーカーが5年も動作を保証してくれる手厚さ
最早家電。
頻繁に持ち出され、足で踏みつけて使う機器に対して5年の保証をする企業が他にあるだろうか。
まぁ前述の通りものすごく頑丈に作られているから5年程度で壊れるほどヤワなものは作っちゃいないよってことなのかもしれないけど
そこまで自社製品を信頼しているのは企業としてとっても素敵だし
エフェクターという分野ではなかなか真似できることでは無いと思う
これがあるから安心して買える。
その上でイマイチな点
BOSSのエフェクターがあらゆる面で素晴らしいのは理解してもらえたと思うんだけど残念な部分も決して無い訳では無い。
まずひとつは広まり過ぎてて音色に新鮮味がないということ。
良くも悪くも定番品というのはこういった問題が常にあって
色んな人に選ばれ続けているからって採用してもそこに新しさは無い。
人と違う機材を使いたい!って人には全くもって適して無いね。
ふたつめは意外とデカくて重いってこと。
最近だとコンパクトサイズのエフェクターも良いものが増えてきていて
色んな人が実際に採用していたりするんだけどそれと並べると明らかにデカイ。
ビッグマフやチューブスクリーマー等の定番エフェクターもこぞって小型化を進めているのに対し
BOSSはOD-1が出て以来ずっと今のサイズで貫き通してるからね。
そういう職人気質な感じも嫌いじゃ無いけどね。
ただサブボード作りたいってなった時にはあえてBOSSは採用しないかもなー
デカイし一台あたり400gもするので
3台あったら1.2キロにもなる訳で
そう考えると結構重たいよね
みっつめは裏蓋にマジックテープがうまく貼れないということ。
ボスコンの裏蓋ってシール貼ってあるし
まっ平じゃ無いんですよね
だからマジックテープ貼りにくくてボードに固定しにくい。
固定できないと運搬中のケース内でエフェクター同士がぶつかり合って傷がつく
等イマイチな部分もある。万人に丁度いい物など存在しない。
結論
BOSSはあらゆる点にこだわりを感じる。
我々素人が見ても多くの魅力が発見できる位だから
目に見えない内部の部品などもきっとこだわって作っているに違いにない
価格も手に取りやすく保証も手厚い
もちろん中古ならもっと安いけど保証は効かない
そうなるとむしろ新品の方が安く感じるのもBOSSマジック。
物作りも一級品だけど商売も上手い
売れる理由を再確認した。