エレアコにおすすめのエフェクター4選|練習・宅録・ライブで活躍!接続順まで解説

エレアコの音が『偽物』っぽく聞こえるのは気のせいじゃない。
原因はやっぱり『音作り』にある。
どうも、7丁目ギター教室新潟江南校の吉田です。
宅録、ライブ、弾き語り……エレアコはギタリストにとって非常に使い勝手の良い1本ですよね。初心者が最初に手にするアコギとしても人気が高いですが、「アンプに繋ぐとなんかパキパキして不自然」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、エレアコはエフェクターを取り入れることで、「生音を超える説得力」へと化けるポテンシャルを秘めています。
私はギター歴18年、元楽器店勤務で現在は現役講師として多くの生徒さんの音作りを見てきましたが、エレアコこそ「整音」という工学的なアプローチが重要だと確信しています。
この記事では、エレアコをプロクオリティのサウンドに引き上げる4つのエフェクターと、失敗しない接続順について徹底的に解説します。



① プリアンプ:エレアコの音を“アコギらしく”補正
エレアコの音が「生っぽくない」最大の原因は、ピエゾピックアップの特性にあります。ピエゾは弦の振動を直接拾うため、高域がキンキンした硬質な音(ピエゾ臭)になりがちです。
プリアンプは単なる増幅装置ではなく、EQやモデリング技術によってこの「硬さ」を緩和し、キャビネット内の空気感やボディの共鳴を擬似的に付加する役割を担います。
おすすめモデル:BOSS AD-2

アコギ特有の複雑な共鳴を解析し、失われた響きを復元する「アコースティック・レゾナンス」機能を搭載しています。
| 項目 | 特徴 | メリット |
| 基本機能 | アコースティック・プリアンプ | ピエゾ特有の硬質さを解消し、生鳴り感を復元 |
| 独自機能 | アンビエンス搭載 | 高品位なリバーブをノブ一つで付加可能。後段にリバーブを接続する場合はOFFに。 |
② コンプレッサー:奏法による音量差を整える
アコギはストローク、アルペジオ、スラップなど奏法の幅が広く、それゆえに音量のバラつき(ダイナミクスレンジの広さ)が激しい楽器です。
コンプレッサーを導入することで、突発的なピークを抑え、小さな音を持ち上げます。これにより、アンサンブル内での立ち位置が安定し、耳に優しいまとまりのあるトーンが完成します。
おすすめモデル:BOSS CP-1X / UAFX LA-2A


③ リバーブ:足りない“空間の鳴り”を補う
エレアコをライン出力すると、どうしても「乾いた無機質な音」になりがちです。これを解消するのがリバーブです。
おすすめは「ホール」や「ルーム」の設定。スプリングやプレートリバーブのような金属的な響きではなく、広い会場で鳴らしているような自然な残響を足すことで、聴き手に心地よさを与えます。
おすすめモデル:BOSS RV-6

高品位なアルゴリズムを搭載し、エレアコに最適な「ROOM」「HALL」はもちろん、幻想的な「SHIMMER」まで網羅しています。
| モード | 効果 | おすすめのシチュエーション |
| ROOM | 部屋鳴りの再現 | 小規模な弾き語り、練習用 |
| HALL | 広い空間の広がり | ライブ、壮大なバラード |
| SHIMMER | 幻想的な倍音付加 | 宅録のアクセント、ソロギター |
④ イコライザー(EQ):ソロ用の音抜けを作る
バンド編成やセッションでは、ソロを弾く瞬間に「音を前に出したい」というニーズが発生します。
ここでGE-7のようなイコライザーを「クリーンブースター」として活用するのがプロの定石。中域(ミドル)をわずかに持ち上げることで、音量を爆上げしなくてもアンサンブルを突き抜ける音が作れます。
おすすめモデル:BOSS GE-7

エレアコエフェクターの理想的な接続順
エフェクターは順番一つで効果が激変します。基本的には以下のフローが「音の鮮度」を保つための正解です。
プリアンプ(AD-2など): 音作りの核。まずここで基本トーンを決定。
コンプレッサー(CP-1Xなど): プリアンプで作った音のバラつきを整える。
イコライザー/ブースター(GE-7など): 必要に応じて音量や帯域をプッシュ。
リバーブ(RV-6など): 最後に空間の広がりを付加して完成。

この順番を守ることで、ダイナミクスを崩さずに空間を演出できます。
よくある質問
Q: エレアコ本体にEQがついているけど、それでもプリアンプは必要?
A: 多くの内蔵EQは簡易的なものです。外部プリアンプ(特にアコースティック・レゾナンス搭載機)は、ボディの「箱鳴り」を演算で復元するため、内蔵EQでは届かない領域の補正が可能です。
Q: 歪みエフェクターを使ってもいいの?
A: もちろん自由ですが、ハウリングが起きやすくなるため注意が必要です。あえて歪ませる場合は、フィードバック対策を万全にしましょう。
まとめ
プリアンプでピエゾ特有の硬さを取り、アコギ本来の響きを復元する。
コンプレッサーでダイナミクスを整え、安定したサウンドをリスナーに届ける。
リバーブで不足しがちな空間の奥行きをデザインする。
イコライザーをブースターとして使い、ソロ時の存在感をコントロールする。
エレアコは「足元」を整えるだけで、ただの便利な道具から、唯一無二の表現楽器へと進化します。今回紹介した4つの要素を組み合わせて、ぜひあなただけの最高のトーンを見つけてください。
あなたのギターライフが、さらに豊かで艶やかなものになりますように!










