MBTI

【簡易診断付き】ギタリストのMBTI別プレイスタイル分析!あなたのタイプはどれ?

「ギターの弾き方には個性が出る」とはよく言われますが、その個性はどこから来るのでしょうか?
性格や思考の傾向がプレイスタイルに影響を与えるとしたら、面白いと思いませんか?

実は、MBTI(性格診断の一種)を使えば、ギタリストの演奏スタイルの傾向をある程度予測できるのです。※あくまで予測
ロジカルにフレーズを組み立てるタイプ、感情を全面に出して弾くタイプ、自由奔放に即興を楽しむタイプ。
あなたのプレイスタイルはどのタイプに近いでしょうか?

本記事では、MBTIの16タイプごとのギターのプレイスタイルの特徴を解説します。
ご自身のMBTIが何か分からないよという方向けに簡易的な診断テストも設けています。
自分に合ったスタイルを見つける参考にしてください!

MBTIとは

MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、人間の性格を16タイプに分類する心理学的指標です。

それぞれのタイプは以下の4つの指標の組み合わせで決まります。

1.外向型(E)or 内向型(I)

  • 外向型(E)
    人と関わることで元気になる。話しながら考えるタイプ。
  • 内向型(I)
    ひとりの時間で充電する。考えてから話すタイプ。

2.感覚型(S)or 直観型(N)

  • 感覚型(S)
    目の前の事実や経験を大事にする。「今ここ」に強い。
  • 直観型(N)
    未来の可能性やアイデアを考えるのが好き。「もしこうなったら?」を考えるのが得意。

3.思考型(T)or 感情型(F)

  • 思考型(T)
    物事を合理的に考え、客観的な判断をする。白黒つけたいタイプ。
  • 感情型(F)
    人の気持ちや関係性を大切にする。共感力が高い。

4.判断型(J)or 知覚型(P)

  • 判断型(J)
    計画的でスケジュール通りに動きたい。決めたことを守るのが好き。
  • 知覚型(P)
    臨機応変に動くのが得意。予定は変更OK、ギリギリでもなんとかするタイプ。

この組み合わせにより、例えば「INTJ(内向型・直観型・思考型・判断型)」のようなタイプが決まります。
INTJは、ひとりの時間と仮説やアイディアを重視し、合理的かつ計画的に物事を進めるタイプ
であるといえます。

こんなのが16種類あって、それを元に人間関係やキャリア選択、生き方の参考にしてみてねというのがMBTIというわけです。

前振りがだいぶ長くなってしまいましたが、本記事はこのMBTIを元にギタリストのプレイスタイルを分析して自身のギターライフに生かしていこうという趣旨で執筆しています。

自身のMBTIは下記リンクより10分程度で無料で診断できます。
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さて、診断は結果出ましたでしょうか?

ちなみに筆者はINTPでした。
10分かけて診断しても超簡素版で診断しても結果変わらず。

人によっては結果が変わる事も結構あるので、興味が湧いた方は改めて詳細な診断を試してみてください。

それではお待たせいたしました。
各MBTIタイプ別のギターのプレイスタイルを見ていきましょう。

INTJ (内向、直感、思考、判断)

INTJは戦略的思考を持ち、ギターのプレイにも緻密な計画性が表れます。
単に速弾きが得意なだけでなく、どの音をどう配置するかを常に考えながらプレイします。

練習方法も綿密で、単なる感覚に頼るのではなく、理論や技術を論理的に分析し、効率的に向上させるアプローチを取ることが多いです。

また、革新を求める姿勢も強く、新しい奏法や音作りに積極的に取り組むことが特徴です。
そのため、複雑で構築的な楽曲に興味を持ちやすく、音楽を体系的に捉えたアレンジや作曲を得意とします。

代表例:トーシン・アバシ(Animals As Leaders)

精密で戦略的な作曲アプローチ
アバシは、ギター演奏を数学的に分析し、複雑なリズムや変拍子を駆使した楽曲を作り上げます。これは、INTJが持つ戦略的思考と綿密な計画性を反映しています。

革新を追求し続けるビジョナリー精神
彼は従来のギター奏法に満足せず、新しいテクニックやサウンドを追求し続けています。Animals As Leadersの音楽は、単なるテクニカル演奏を超えた独創的なアプローチが特徴です。

感情よりも構造を重視するプレイスタイル
アバシの演奏は、感情的なアドリブよりも緻密に設計されたフレーズやパターンを重視する傾向があります。ギターを「自己表現の道具」というより「論理的な構築物」として扱う姿勢は、INTJの性格をよく表しています。

INTJのためのギター上達計画──論理と戦略で最速成長を目指す

INTP(内向、直感、思考、知覚)

INTPは自由な発想と実験精神が特徴です。
理論に縛られず、独自の視点で音楽を探求し、新しい奏法や音作りを試し続けます。

細部にこだわるよりも、大局的なアイデアを重視し、試行錯誤を繰り返しながらユニークなフレーズを生み出すことが得意です。
そのため、即興演奏や変則的なコード進行に強く、意図的に型破りなアプローチを取り入れることが多いです。

実験的な要素を好み、伝統的な奏法に新しいアイデアを取り入れることが特徴です。

代表例:マーティ・フリードマン(MEGADETH)

独自の音楽理論の探求
マーティ・フリードマンは、伝統的な音楽理論にとらわれず、日本の演歌や中東のスケールなどを積極的に取り入れ、独自のフレーズを作り上げました。

自由奔放なプレイスタイル
彼のギターソロは事前に決められたパターンではなく、その場の感覚を重視して演奏されることが多いです。固定概念に縛られず、自分の感性を最大限に活かす姿勢はINTPの特徴と一致します。

技術よりもアイデアを優先
テクニックはもちろん重要視しますが、それよりも「面白いフレーズ」や「感情の表現」を重視する傾向が強いです。INTPらしく、新しい視点を常に追求する姿勢が見られます。

INTPのためのギター上達計画──理論と探究で独自の音を追求する

ENTJ(外向、直感、思考、判断)

ENTJは圧倒的なカリスマ性とリーダーシップを持つギタリストが多いです。
演奏そのものが自己主張の一環となり、強い意志と存在感を持ったプレイスタイルを貫きます。

演奏時の統率力が高く、バンド内で主導的な役割を担うことが多いのが特徴です。

曲作りやアレンジにおいても戦略的な視点を持ち、単なる技術の誇示ではなく、楽曲全体の構築に深く関与します。

また、自分のビジョンを強く持ち、音楽の方向性に関して妥協を許さない姿勢を見せることが多いのも特徴です。
高度な技術を追求し、計画的に楽曲を作り上げることで、音楽に強い影響力を持つスタイルを確立します。

代表例:イングヴェイ・マルムスティーン

圧倒的な自己主張とカリスマ性
イングヴェイは、自分の音楽的ビジョンを強く持ち、それを貫き通すリーダーシップを発揮しました。彼のバンドのメンバーが頻繁に入れ替わるのも、その圧倒的なカリスマ性と完璧主義が影響しています。

戦略的な楽曲構築と超人的な技術
彼の楽曲は、ネオクラシカルメタルの要素を緻密に計算して組み立てられています。バッハやパガニーニの影響を受けたスケールやアルペジオを駆使し、技術的に計算されたプレイスタイルはENTJらしい合理的な思考の表れです。

常に前進するビジョナリー精神
彼は過去の成功に甘んじることなく、常に新しい音楽の可能性を追求し続けています。「俺が音楽を進化させる」という強い自負を持ち、自己改革を怠らない姿勢は、まさにENTJの特徴そのものです。
ENTJのためのギター上達計画──戦略と実行力で最速成長を目指す

ENTP(外向、直感、思考、知覚)

ENTPはアイデアマンで、即興演奏に長けています。
「面白いことをやりたい」という精神が強く、ジャンルを問わず斬新なアプローチを試します。

新しい技術やサウンドを積極的に取り入れ、他のギタリストが思いつかないような実験的なプレイを好む傾向があります。

エフェクターの使い方にも独創性を発揮することが多く、特殊なセッティングや新しい機材の組み合わせに興味を持つことがよくあります。

また、理論よりも直感に頼る場面が多く、その場のノリや感覚を大切にするプレイスタイルが特徴です。

代表例:フランク・ザッパ

絶え間ない革新と挑戦
フランク・ザッパはジャンルの枠にとらわれず、ロック、ジャズ、現代音楽を融合させた斬新な楽曲を生み出しました。その自由な発想力と実験精神は、ENTPの典型的な特徴です。

社会風刺とユーモアを駆使した音楽
彼の歌詞や演奏には、政治や社会に対する鋭い批判が込められていました。聴衆を楽しませつつ、社会に対するユニークな視点を示すスタイルは、ENTPの知的なユーモアと機知に富んだ性格を反映しています。

即興的な演奏と変幻自在なスタイル
ザッパはライブで即興演奏を多用し、その場のインスピレーションを生かしたプレイを展開しました。固定概念に縛られず、その瞬間ごとに最適な表現を生み出す柔軟性は、ENTPの持つ特性そのものです。
ENTPのためのギター上達計画──柔軟な発想と探究心で独自のスタイルを確立

INFJ(内向、直感、感情、判断)

INFJは哲学的な思考を持ち、メッセージ性の強い音楽を好みます。
音楽で何を伝えるかを重視し、演奏の中に深い意味やストーリーを込めることを得意とします。

感情表現の幅が広く、単なるテクニックではなく、聴く人の心に訴えかけるようなプレイスタイルが特徴です。

また、独特なサウンドスケープを作り上げることに優れており、エフェクトの使い方やアンビエントな響きを重視する傾向があります。

幻想的で奥行きのある音楽や、深みのある作曲・アレンジを好むことが多く、音楽の背後にあるストーリーや思想を大切にする傾向があります。

代表例:デヴィッド・ギルモア(Pink Floyd)

深い感情を込めた演奏
ギルモアのギタープレイは、単なる速弾きやテクニックではなく、圧倒的な情感と表現力が特徴です。特に「Comfortably Numb」のソロは、言葉を超えたメッセージ性を持つと評価されています。

哲学的な音楽アプローチ
単なる楽曲の演奏ではなく、音楽の背後にある思想や感情を重要視しており、Pink Floydの楽曲には社会的・心理的なテーマが反映されています。これはINFJの内省的で深い思索を好む特性に通じます。

完璧主義と細部へのこだわり
ギルモアはレコーディングやライブ演奏において、一音一音のニュアンスや空間の使い方に強いこだわりを持っています。無駄な音を排除し、シンプルながらも奥深いフレーズを作り上げるスタイルは、INFJの綿密な計画性と芸術的感性を象徴しています。
INFJのためのギター上達計画──感性と直観を活かし、心に響く演奏を目指す

INFP(内向、直感、感情、知覚)

INFPは感受性が豊かで、詩的なギターを奏でます。
テクニックよりも感情表現を優先し、独自のサウンドを追求します。

即興演奏を好み、メロディーを通じて心の内側にある感情やストーリーを語るようなプレイスタイルを持っています。

また、伝統的な音楽に新しい要素を取り入れたり、エフェクターを駆使して独自の響きを生み出すことにも関心が高いです。

音楽のジャンルにこだわることなく、感情を深く込められるスタイルを好む傾向があり、演奏には内省的な要素が色濃く表れます。

代表例:カルロス・サンタナ(SANTANA)

感情を音に込めるプレイスタイル
サンタナのギタープレイは、テクニックよりも感情表現を重視し、魂を揺さぶるようなメロディーを奏でることで知られています。

独自のスピリチュアルな音楽観
彼は音楽を単なる演奏技術ではなく、スピリチュアルな体験として捉えており、演奏を通じて人々の心に深いメッセージを届けることを目指しています。

型にはまらない自由な発想
サンタナの音楽はジャンルを超えた独自のスタイルを持ち、ロック、ラテン、ブルースなどの要素を融合させながら、常に新しいサウンドを追求し続けています。

INFPのためのギター上達計画──感受性と独創性を活かし、自分らしい音を奏でる

ENFJ(外向、直感、感情、判断)

ENFJは観客との一体感を大切にするギタリストが多いです。
音楽で人を鼓舞し、感情を共有する力に優れています。

演奏中のジェスチャーや表情を巧みに使い、観客とのコミュニケーションを深めることが得意です。

演奏に強いメッセージ性を込めることが特徴であり、楽曲を通じて人々の心を動かそうとする傾向があります。

また、バンドの中心的な存在として、メンバーをまとめるリーダーシップを発揮することも少なくありません。

代表例:ジョン・メイヤー

感情豊かで共感を生むプレイスタイル
ジョン・メイヤーのギタープレイは、リスナーの感情を揺さぶるような表現力に富んでいます。彼の楽曲には、繊細なフィンガーピッキングやダイナミクスの変化を活かしたプレイが多く、感情を伝える力が強いです。

観客との深い一体感を重視
ライブでは、観客とのコミュニケーションを大切にし、演奏中の表情や言葉によって強い一体感を生み出します。自身の楽曲だけでなく、カバー曲でも独自の解釈を加え、聴衆を魅了するパフォーマンスを見せます。

音楽を通じたストーリーテリング
彼の楽曲は単なるメロディーではなく、人生経験や哲学を語るような深いストーリーを持っています。歌詞とギタープレイが一体となり、聴く人にメッセージを届けるスタイルは、ENFJの持つ理想主義的な特徴を反映しています。

ENFJのためのギター上達計画──共感力とリーダーシップで大衆を魅了する

ENFP(外向、直感、感情、知覚)

ENFPは創造力が豊かで、直感的な演奏を得意とします。
即興演奏や実験的なアプローチを好み、型にはまらない自由な発想で音楽を作り上げます。

ジャンルの垣根を越えることに抵抗がなく、さまざまな音楽的要素を融合させながら独自のスタイルを生み出します。

演奏においては、エネルギッシュなステージパフォーマンスを重視し、観客とのインタラクションを大切にします。

また、強い感情や社会的メッセージを込めた楽曲を作ることが多く、直感的に心を動かすようなプレイが特徴です。

特定のジャンルに縛られることなく、自由な表現を追求し、演奏の中で新しいアイデアを積極的に取り入れることが多いです。

代表例:カート・コバーン(NIRVANA)

自由奔放な音楽スタイルと破壊的な創造性
カート・コバーンは、型にはまらない直感的な音楽作りを好み、既存のルールを打ち壊すような斬新な楽曲を生み出しました。彼の楽曲は感情に忠実であり、理論よりもフィーリングを優先する姿勢がENFPらしい特徴です。

社会や権威への反抗心
彼の音楽には、社会や権力に対する反抗のメッセージが込められており、自由と自己表現を強く求める姿勢が現れています。彼の歌詞は率直でエモーショナルであり、ENFPの理想主義的な側面が見られます。

エネルギッシュで即興的なパフォーマンス
ライブでは、その瞬間の感情をそのまま音に乗せるスタイルで演奏し、予定調和を嫌う姿勢が際立っていました。予定通りの演奏ではなく、その場の雰囲気を読みながら自発的にプレイするのは、ENFPの柔軟性と直感力の表れです。
ENFPのためのギター上達計画──自由な感性で奏でる稀代のインフルエンサー

ISTJ(内向、感覚、思考、判断)

ISTJは勤勉で着実な演奏を好み、伝統的なスタイルを重視します。
正確なリズムと安定した演奏力を持ち、派手な即興よりも確実な演奏を大切にします。

楽曲の基盤をしっかりと支え、バンド全体の演奏を安定させる役割を果たすことが得意です。
ギターの音作りにおいても、奇抜なアプローチよりも、王道で洗練されたトーンを好む傾向があります。

堅実で重厚なアレンジや、伝統的なスタイルを活かした演奏を得意とすることが多く、安定感のあるプレイを求める場面で力を発揮します。

代表例:ジェームズ・ヘットフィールド(METALICA)

徹底した規律と安定した演奏力
ヘットフィールドはリズムギターの精度の高さで知られ、メタリカの楽曲の土台をしっかりと支えています。テンポが速くてもブレないダウンピッキングは、ISTJの堅実で一貫性のある性格を反映しています。

責任感と強いリーダーシップ
バンドのフロントマンとして、メタリカの方向性を決定し続けてきたヘットフィールド。メンバーの入れ替わりがあっても、バンドの核としての役割を果たし続けており、責任感の強いISTJの特性を示しています。

伝統を重視しながらも進化を続ける姿勢
彼の音楽スタイルは、伝統的なヘヴィメタルの要素を踏襲しつつも、時代の変化に適応して進化し続けています。堅実でありながらも、確実に前進するISTJの特徴が色濃く表れています。
ISTJのためのギター上達計画──規律と実践で確実にスキルを磨く

ISFJ(内向、感覚、感情、判断)

ISFJは細かいニュアンスを大切にし、サポート的な演奏が得意です。
バンド全体の調和を意識し、主役ではなく影で支えるプレイヤーが多いです。

細部にこだわり、曲の雰囲気を崩さずに美しく演奏することを大切にします。

派手なソロよりも、楽曲の流れやメロディを補完するようなプレイを好む傾向があります。

また、バンドメンバーやボーカリストの表現を引き立てるために、柔らかく包み込むようなコードワークや、繊細なアルペジオを得意とすることが多いです。

穏やかで温かみのあるトーンや、心地よい響きを重視するスタイルが特徴であり、楽曲の雰囲気を大切にしながらサポートする演奏に長けています。

代表例:ジョージ・ハリスン(The Beatles)

控えめながらも圧倒的な職人気質
ハリスンは派手なギターソロよりも、楽曲全体のバランスを意識し、曲の雰囲気を支えることを重視していました。そのため、彼のプレイはシンプルながらも深みがあり、バンドのサウンドに溶け込むような演奏が特徴です。

細部へのこだわりと音作りハリスンはギターのトーンに非常にこだわりを持ち、さまざまなエフェクターや機材を駆使して独自のサウンドを追求していました。これはISFJの持つ細やかな気配りや完璧主義の表れです。

バンドメンバーへの献身的な姿勢
彼は自身が目立つことよりも、バンド全体の調和を優先しました。楽曲に対して的確なフレーズを提供し、サポート役に徹する姿勢は、ISFJの協調性と奉仕精神を反映しています。
ISFJのためのギター上達計画──誠実さと継続で奏でる音楽の道

ESTJ(外向、感覚、思考、判断)

ESTJは組織的でリズム感のある演奏が特徴です。
明確な役割を持って演奏し、安定したリフや伴奏を得意とします。

楽曲の基盤をしっかり支えることで、バンド全体のまとまりを作ることに長けています。

プレイヤーとしての責任感が強く、楽曲の正確な再現を重視し、一貫したパフォーマンスを提供することが求められる現場で力を発揮します。

また、バンドのディレクションにも関わることが多く、演奏だけでなく、サウンドの構成やアレンジにも指導的な役割を果たす傾向があります。

安定感のあるリズムギターや正確なコードワークを得意とし、楽曲の基盤を支えることに長けています。

代表例:スティーブ・ルカサー(Toto)

組織的でプロフェッショナルな姿勢
ルカサーは、スタジオミュージシャンとしても成功し、確実で安定した演奏を提供することに長けています。ESTJの特徴である責任感の強さと几帳面な仕事ぶりが、彼のキャリアを支えています。

堅実で一貫性のある演奏スタイル
彼のプレイは派手なテクニックよりも、曲に最適なフレーズを正確に奏でることを重視しています。無駄を排除し、計算されたアプローチで楽曲を支える点は、ESTJの実直な性格を反映しています。

リーダーシップと指導力
ルカサーはTOTOの中心メンバーとして、バンドを長年にわたり率いてきました。的確な判断力と組織力を活かし、プロジェクトを成功へ導く姿勢は、ESTJの統率力の表れです。
ESTJのためのギター上達計画──戦略的な練習で確実に上達する方法

ESFJ(外向、感覚、感情、判断)

ESFJは周囲との調和を大切にし、聞き手が楽しめる音楽を重視します。
華やかで親しみやすいプレイスタイルを持ち、観客とのコミュニケーションを大切にします。

バンド全体の雰囲気を盛り上げ、安心感のあるサウンドを作り出すのが得意です。

また、演奏だけでなく、ステージ上での立ち振る舞いやMCにも気を配り、観客と積極的に交流することを重視します。
エンターテイナーとしての要素が強く、バンド内ではムードメーカーとしての役割を果たすことも多いです。

特定のジャンルにとらわれず、聴衆を巻き込んで一体感を生み出すスタイルが特徴であり、演奏の楽しさを前面に出すことを大切にします。

代表例:ブライアン・メイ(Queen)

温かく親しみやすいプレイスタイル
ブライアン・メイは、華やかで情熱的なギターサウンドを生み出し、聴き手の心を掴む演奏を得意とします。彼の音楽は、親しみやすく感情に訴えるものが多いです。

バンドメンバーとの調和を重視
クイーンの楽曲では、ギターがボーカルや他の楽器と調和するように設計されています。彼は独りよがりな演奏を避け、バンド全体のハーモニーを作ることを大切にしました。

ファンとの強い結びつき
ブライアン・メイはファンとの交流を大切にし、音楽を通じて人々と繋がることを喜びとしています。彼の演奏には、観客との一体感を生み出す温かみが表れています。
ESFJのためのギター上達計画──人とつながりながら楽しくスキルアップ!

ISTP(内向、感覚、思考、知覚)

ISTPは即興演奏やフィーリングを重視し、テクニカルな演奏が得意です。
単純なコード進行の曲でも、個性的なアレンジを加える傾向があります。

理論に縛られず、感覚的にギターを操るため、独自のプレイスタイルを生み出すことが多いです。

また、新しい奏法や機材の改造に強い興味を持ち、自分にとって最適な音を追求する姿勢が特徴的です。
ソロやリフの展開もその場のインスピレーションに基づくことが多く、即興演奏の中で革新的なフレーズを生み出します。

演奏技術が問われる場面で力を発揮し、荒々しくダイナミックなプレイスタイルを好むことが多いです。

代表例:エディ・ヴァン・ヘイレン(VAN HALEN)

独自の奏法の開発と革新性
ヴァン・ヘイレンは、タッピング奏法を広めることでギターの演奏スタイルに革命を起こしました。新しい技術を試し、従来の枠を超えるアプローチを積極的に取り入れる姿勢はISTPの特性をよく表しています。

フィーリングを重視した即興的なプレイ
彼のギターソロは常に即興的で、その場の感覚に従いながら演奏されました。感覚的に音楽を作り出し、理論よりも実際に手を動かして新しいフレーズを生み出す姿勢はISTPの特徴です。

機材やギターの改造に対する探究心
彼はギターやアンプを自ら改造し、自分の理想とする音を作り出しました。機材を扱う技術や実験的な姿勢に長けている点もISTPらしい探究心の表れです。
ISTPのためのギター上達計画──自由な探究心でスキルを磨く巨匠

ISFP(内向、感覚、感情、知覚)

SFPは感情豊かで、芸術的なギタリストが多いです。
独創的なプレイスタイルを持ち、音で感情を表現することに長けています。

即興的なアプローチを取り入れることも多く、感覚的に音楽と対話するような演奏をします。
ギターを弾くことで自身の内面を表現することを重視し、テクニックよりもフィーリングや雰囲気を大切にする傾向があります。

独特なコード進行やメロディラインを好み、他のギタリストとは一線を画す個性的な音楽を作り出します。

感情を前面に出し、聴く人の心に直接訴えかけるようなプレイスタイルが特徴であり、演奏を通じて豊かな表現力を発揮することが多いです。

代表例:ジミ・ヘンドリックス

直感的で感情豊かなプレイ
ヘンドリックスのギターは、テクニックだけでなく、彼の内面から湧き上がる感情を直接反映したものでした。その場の空気を読み取り、即興的に表現するスタイルはISFPの特徴そのものです。

独創的なサウンドと実験的なアプローチ
彼は従来の奏法にとらわれず、フィードバックやワウペダルを駆使して新しい音を作り出しました。型にはまらない自由な発想は、ISFPの芸術的な感性を象徴しています。

パフォーマンスと音楽の一体化
ヘンドリックスは、ギターを歯で弾いたり、背中に回して演奏したりと、視覚的なパフォーマンスにも強いこだわりを持っていました。音楽と身体表現を融合させるスタイルは、感覚を重視するISFPらしさが表れています。
ISFPのためのギター上達計画──感性を磨き、自由に表現する演奏スタイル

ESTP(外向、感覚、思考、知覚)

ESTPはエネルギッシュでダイナミックなプレイスタイルが特徴です。
大胆なステージングと派手なギターソロで観客を魅了します。

常にその場の空気を読み、ライブの雰囲気を一気に盛り上げるカリスマ性を持っています。

演奏スタイルは直感的で、瞬発力を活かしたフレーズやソロが得意です。

また、テクニックよりもフィーリングを優先し、観客と一体となることで演奏の完成度を高める傾向があります。
特にライブパフォーマンスにおいては、即興的な演奏や大胆なアクションを取り入れ、観客の反応をダイレクトに感じながら演奏を展開することが多いです。

代表例:アンガス・ヤング(AC/DC)

激しくエネルギッシュなライブパフォーマンス
アンガス・ヤングは、常に全力疾走するようなステージングで観客を圧倒します。ライブではシャツを脱ぎ、スクールボーイの格好で飛び跳ねる姿は、ESTPの持つエネルギッシュな特性を象徴しています。

直感的で攻撃的なギタープレイ
彼の演奏はテクニカルというよりも、フィーリングと勢いが重視されています。高速なリフやソロを直感的に弾きこなし、ライブごとに異なるニュアンスを持たせる柔軟さはESTPの特徴です。

観客を魅了するカリスマ性と即興力
アンガスは演奏中に観客の反応を読み取り、その場でパフォーマンスを変えることができます。ギターソロの展開を即興でアレンジしたり、ステージを駆け回りながら演奏する姿勢は、ESTPの持つ瞬発力と社交性を反映しています。
ESTPのためのギター上達計画──アグレッシブにステージで輝くカリスマ

ESFP(外向、感覚、感情、知覚)

ESFPは華やかで人を楽しませるエンターテイナータイプです。
ステージパフォーマンスにもこだわり、ショーマンシップを発揮します。

観客のリアクションを直感的に捉え、その場で即興的にパフォーマンスを変える柔軟性を持っています。
音楽だけでなく、ビジュアルやパフォーマンスにも強いこだわりを持ち、衣装やステージ演出にも工夫を凝らすことが多いです。

また、観客との交流を大切にし、演奏中にコールアンドレスポンスを取り入れるなど、ライブの一体感を高めることに長けています。

特定のジャンルにとらわれることなく、観客を楽しませることを最優先に考え、演奏を通じてエネルギッシュな雰囲気を作り出すことが特徴です。

代表例:スラッシュ(Guns N` Roses)

派手なパフォーマンスと圧倒的な存在感
スラッシュは、トレードマークのシルクハットとサングラス、そしてレスポールを構えた姿で観客を魅了します。ライブではエネルギッシュに動き回り、演奏とビジュアルの両面でインパクトを与えるスタイルはESFPの特徴そのものです。

直感的で感覚的なギタープレイ
彼のソロは計算されたものではなく、その場のフィーリングを大切にした即興的なプレイが多いです。特に「November Rain」や「Sweet Child O’ Mine」のソロは、メロディアスでありながら感情を強く込めたプレイが特徴です。

観客との一体感を大切にするショーマンシップ
スラッシュは、ライブでの観客とのつながりを非常に重視しています。彼の演奏は単なる技術の披露ではなく、観客と共に音楽を楽しむことが目的であり、ESFPの持つ社交的で人を楽しませる性格が色濃く表れています。
ESFPのためのギター上達計画──観客を魅了するスーパーパフォーマー

まとめ

MBTIはギタープレイのスタイルにも影響を与える要素のひとつです。
もちろん、必ずしもタイプ通りの演奏をするわけではありません。
しかし、自分の性格や思考のクセを知ることで、演奏スタイルを磨くヒントになるかもしれません。

また、MBTIの特性は固定されたものではなく、環境や経験によって変化する可能性もあります。
実際、ギタリストたちもキャリアを通じてプレイスタイルを進化させており、必ずしも一つのMBTIタイプに収まるわけではありません。
それぞれの個性を理解しながら、自分にとって最適な演奏スタイルを見つけることが重要です。

また、今回各MBTIの例で取り上げたギタリストですが、あくまでも彼らの一面を切り取って分類したに過ぎません。
彼らの音楽性やプレイスタイルは多面的であり、MBTIの枠に完全に収まるものではありません。
同じタイプでも個人の経験や影響を受けた音楽によってスタイルは大きく異なるため、あくまで一つの視点として楽しんでいただければと思います。

あなたのMBTIタイプはどれでしたか?
それに合ったプレイスタイルを試してみるのも面白いかもしれませんね。

ABOUT ME
吉田寛定
新潟在住のギターインストラクター、MBTIはINTP(論理学者) 時々インスタに演奏動画を上げたりしている。 だいたいどんな話を振られてもある程度語れる位常に知識をむさぼって生きています。