先日発表されたヘッドホンアンプ
BOSS KATANA:GO
今までVOXのアンプラグシリーズが主流だったところに
fenderやNUXなどからこの手の練習ツールがリリースされ
満を持して我らがBOSSのKATANAシリーズからリリースされることになり
どうやらこの分野は今アツいらしいなと
筆者も感じている所ではあるんですけども
最近リリースされているこれらのヘッドホンアンプはVOXの従来品に比べ
かなり多機能になっており
実質ギターに直接取り付けられるマルチエフェクター
という様相を呈しています。
複数のアンプタイプ、多様なエフェクターを内蔵し、
スマートフォンと連携して音源を流しながら弾けたりと
練習で必要な機能は大体網羅しているようですね。
本記事では発売前のKATANA:GOについて分かっている事に加えて
実際にどのように使用できるのかという予想をたててみようと思います。
まあ、数日後には発売してるんだけどね。
KATANA:GOとは
![](https://gainfomation.net/wp-content/uploads/2024/03/IMG_6926-300x200.jpeg)
パーソナルスタジオをポケットに
をテーマに開発されたBOSSのヘッドホンアンプKATANA:GO
世界中で高い支持を得ているKATANAアンプのサウンドを
手のひらサイズのコンパクトボディに搭載
高品位なBOSSのお馴染みのエフェクトと豊富なプリセットサウンド
更にBOSSの立体音響テクノロジーを用いたSTAGE FEEL機能により
実際に部屋でアンプが鳴っている状態をシミュレート
また、世界中のユーザーと作成した音色データをシェアすることも可能
ギターのみならずベースにも対応しているので
あらゆるプレイヤーの練習環境をより一層豊かにしてくれる
次世代型のヘッドホンアンプです。
アンプ10種エフェクト60種
![](https://gainfomation.net/wp-content/uploads/2024/03/IMG_6927-300x200.jpeg)
KATANA:GOには10種類のギターアンプと60種類のエフェクターを内蔵しているため
幅広いジャンル、奏法に対応しています。
アンプはKATANAシリーズの一番の売りであるBROWNをはじめ
lead、crunch、clean、Acoustic等を収録
個人的にKATANAアンプのBROWNとLeadは洗練されたハイゲインサウンドでかなり好印象だったので
これが手軽に楽しめるのはかなりうれしいです。
KATANAのサウンドは比較的モダンなサウンドで名前の通りの切れ味を感じるサウンドとなっています。
また、公表されているサウンドリストのほかに5種類のアンプタイプが収録されているようなので
ここにヴィンテージ系のサウンドが絡んでくるのかが気になるところですね。
歪みエフェクターはBOSS BD-2やOD-1 RAT2、centaurs
など定番物はしっかり入ってますし
コーラス、フェイザー、フランジャーなどの揺らし系
ディレイ、リバーブ等の残響系などは勿論
ユニークなエフェクトも多数収録しています。
個人的に気になっているのは
ヴァンヘイレンが使用していたことでもお馴染みのビンテージエフェクター
Roland DC-30
Roland SDE-3000
のシミュレート
ヴァンヘイレンモデルのエフェクター、
Jim Dunlop EVH-95 ※ワウペダル
MXR EVH-90 ※フェイザー
MXR EVH-117 ※フランジャー
のシミュレートですね
BROWNサウンドに特化しているKATANAらしいチョイスで
個人的にもこの方向性は全面的に応援したい。
詳しい内容は公式のサウンドリストからご確認ください。
https://www.boss.info/jp/support/by_product/katana-go/owners_manuals/aed8eebc-bbb7-402a-b5cb-d3da5ef2ea44/
ベースにも対応
ベースアンプは3種とギターに比べるとかなり控えめですが
エフェクトはしっかり60種収録されています。
ベースアンプは
ビンテージ、フラット、モダン
の3タイプから選べるようですね
エレキベースでもアップライトベースでも問題なく使用できそうです。
エフェクトはギター同様定番所は押さえているようで
歪セクションの中にMXRのBASS di+ やTECH21のサンズアンプのシミュレートが入っているのと
各歪エフェクトにブレンドのパラメーターがあるのでベースの音作りも十分楽しめそうです。
個人的に他に気になるエフェクトは
ベース本体の特性を変化させるベースシミュレート
1オクターブ下と2オクターブ下の音を加えるヘヴィオクターブ
フレットレスベースをシミュレートをするデフレッター
など、かなり遊べるエフェクトが多数見受けられました。
ベース音色も公式サウンドリストから参照できます。
https://www.boss.info/jp/support/by_product/katana-go/owners_manuals/aed8eebc-bbb7-402a-b5cb-d3da5ef2ea44/
STAGE FEEL機能
![](https://gainfomation.net/wp-content/uploads/2024/03/IMG_6928-300x169.jpeg)
今回KATANA:GOの目玉機能とされているのがSTAGE FEEL
だと思われます。
これ一体どういう機能かと言うと
ヘッドホンから聞こえてくるサウンドが
実際に部屋で鳴っているかのように聞こえる
というもので
通常ヘッドホンアンプと言うと
耳元で弾いた音がバーンと鳴るような聞こえ方がしてるのが普通
なんですが、このSTAGE FEELを使うと
耳元ではなく目の前でアンプが鳴っている聞こえ方や
ステージ上みたく、後方でアンプが鳴っているような聞こえ方をシミュレートして出力してくれるので
まるで部屋でアンプが鳴っているかのように聞こえるというわけです。
耳元で鳴っている状態に比べSTAGE FEEL機能を使っている状態は練習時の疲労感がかなり軽減すると言われていて
長時間の練習もより快適に行うことができるそうです。
ちょっと集中したい日は練習の効率も上がりそうですね。
住宅事情によりヘッドホンでの練習を余儀なくされているユーザーにはますます嬉しい機材になりそうです。
オーディオインターフェース機能
![](https://gainfomation.net/wp-content/uploads/2024/03/IMG_6929-300x200.jpeg)
個人的に1番アツいなーと思っている機能
それがオーディオインターフェース機能。
USBタイプCケーブルで本体とPC、MACもしくはスマートフォンを接続することで
オーディオ収録と音声の再生が可能になります。
注目すべきはスマホに繋がる点です。
スマホでオーディオ収録する際は
マルチエフェクターからオーディオインターフェースに繋ぎ
そこからスマホへ繋ぐと言うのが一般的で
マルチエフェクターもオーディオインターフェースも
それぞれに電源を用意したり
スマホの充電ケーブルも回したり
各機器を接続するケーブルも結構本数が必要だったりするので
実際スマホでギター録るってかなり大掛かりなんですよね。
KATANA:GOはそのままスマホに繋がるので
カメラを起動して動画撮影すれば
KATANA:GOのサウンドを動画に収めることができ、
スマホで簡単に弾いてみた動画が撮れます。
練習の記録を残したい人にも
SNSで音楽活動されてる方にも便利。
インスタグラムならリール音源に合わせてギター弾いてみたが撮れるので
重宝する人は多いのではないでしょうか。
まとめ
![](https://gainfomation.net/wp-content/uploads/2024/03/IMG_6930-300x200.jpeg)
いかがでしょう
正直発表直後は舐めてたんですが
意外と魅力的な機材でした
さすがBOSSです。
どうやら練習用のマルチエフェクターPocketGTが廃版になったようなので
そういった意味では後継機のような扱いなんですかねー
個人的には完全に上位互換かなーという印象です。
COSMではなくKATANAなところもうれしい。
機会があれば
KATANA
COSM
AIRD
のBrownサウンド弾き比べもしてみたいです。
今回はKATANA:GOの個人的に気になる機能を中心に紹介してきました。
この記事が今後の機材選びの参考になれば嬉しいです。