ギター初心者のための道しるべ。あなたの最初の一本を選ぶ

楽器コラム

ギターの世界への第一歩を踏み出す時、それは単なる楽器選び以上の意味を持ちます。

自分の音楽的旅路においてどの楽器を相棒にするか、という重要な選択に関わってきます。

楽器一つを選ぶことで、自分自身の音楽に対する姿勢が問われるのです。

楽器選びにおける多様な考慮事項

楽器選択の過程では、さまざまな要素が考慮されるべきです。

予算という現実的な制約から、見た目の美しさ、
あるいは特定のブランドの魅力、または憧れのアーティストが使用している楽器への憧れまで、
選択の動機は多岐にわたります。

これら全てが、個々人の楽器選びにおける重要な要素となり得るのです。

自己満足を超えた選択の価値

最も肝心なのは、自分自身が納得し、心から満足できる楽器を選ぶことです。

自らの自腹を切ってまで手に入れた楽器は、単なる物質的な所有物以上の価値を持ち、
個人の「覚悟」を体現するものとなります。

「覚悟」か、「見栄」か、それとも…?

しかし、自分がなぜその楽器を選んだのか、その理由が真の「覚悟」に基づくものなのか、
それとも他人からの期待や自らの見栄に流された結果なのかを見極めることは、
時に難しいものです。自己反省の瞬間において、選択の動機を正直に評価することが求められます。

ギタリストとしての試練と向き合う姿勢

ギタリストとしての道を歩む上で避けられない試練に立ち向かう際、
自分が選んだ楽器がその挑戦を乗り越える手助けとなるかどうかが、
自分の「覚悟」の真価を問うことになります。

コードを押さえ、リズムに合わせてストロークを繰り返すことの難しさは
、ギタリストとしての成長過程における大きな壁となり得ますが、
これを乗り越える力は「覚悟」から生まれます。

究極の目標はギターを通じた楽しみの発見

もっとも大切なのは、ギター演奏そのものから楽しみを見出すことです。

実際に、ギターを通じて感じる喜びや満足感があれば、
それ以上に求めるものはありません。

ギターは、音楽との深い絆を築き、人生に豊かな彩りを加える素晴らしい手段です。

ギター選びは、自分自身への深い洞察

ギターを選ぶプロセスは、自己表現の手段として、
または自分自身を音楽を通じて理解する手段として機能します。

選んだ楽器は、個性や音楽的志向、そしてどんなメロディを心から奏でたいか
という願望を映し出す鏡のようなものです。

「番外編」YAMAHAパシフィカ

多くの経験者がパシフィカを初心者に推奨するのには、
そのバランスの取れた品質と手頃な価格
、そして幅広い音楽ジャンルに対応する柔軟性が挙げられます。

ストラトタイプのボディシェイプ
2シングル、1ハムバッカー
1ボリューム、1トーン
コイルタップ
シンクロナイズトレモロブリッジ
22フレット

これらの特性により、パシフィカはエレキギター選びの際に、
あらゆるプレイヤーにとって最適な基準を提供します。

パシフィカは、ジャンルを問わず多くの曲に対応できるため、
音楽の探求を始めたばかりの人にとって合理的な選択肢と言えるわけです。

ただし、合理的だから最適解であるかと言われると
一概にそうとも言えないのが楽器選びで

特にルックス面において自分の好みでない楽器を長く愛せるか
と言われるとそれは難しいんじゃないかなと思います。

どれだけ合理的で、推奨されるものであっても
あなたがギターを続けられないような選択をしてしまうのは
結局高い授業料を払わされる事に繋がってしまいます。

あなたが心から納得できる答えは
あなた自身からしか見出すことはできない事を忘れないでください。

心に響くギターを選ぶ旅路

ギター選びは、音楽との対話を始めるための旅の始まりです。

自分の内なる声に耳を傾け、心から響くギターを選ぶことで、音楽への理解を深め、
自己表現の旅を豊かにすることができます。

自分にとって最適なギターを選び、音楽を通じた自己実現の道を歩み始めましょう。

プロフィール


吉田寛定
中学時代は吹奏楽に打ち込み14歳でギターに目覚め、高校入学後はバンド活動に明け暮れる。その後音楽の専門学校を卒業。アイドルのバックバンド、レコーディングに参加。商店経営、楽器店勤務、ギターインストラクターを経験。趣味は読書と格闘技観戦。

プロフィール
吉田寛定 中学時代は吹奏楽に打ち込み14歳でギターに目覚め、高校入学後はバンド活動に明け暮れる。その後音楽の専門学校を卒業。アイドルのバックバンド、レコーディングに参加。商店経営、楽器店勤務、ギターインストラクターを経験。趣味は読書と格闘技観戦。
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