SNSに演奏動画を上げるのって特にエレキギターやエレキベースとかだと結構手間で
人によっては権利侵害しないようにバックトラック作って、音録って、動画撮って
とにかく工程も多ければ使用する機材も多くなってくると、
そこで、インスタグラムのリール音源に合わせて動画とギターの音が録れたら一番楽だなーと思ったわけですよ。
という事で本記事では筆者が実際に購入して使っているオーディオインターフェース
ZOOM AMS-22について紹介しつつ、実際の使用例、他にあると便利なものについても紹介していきます。
ZOOM ASM-22とは
AMS-22は
ZOOM史上最もコンパクトな2in/2outのオーディオインターフェース
重量もわずか85gと超軽量
USBタイプCでPC/MAC/iOS/Android 端末に接続可能。
ドライバーレスで動作します。
端子はマイクやギターをダイレクトに接続できるMIC/GUITARコンボ入力
ステレオL/R のTRSフォーン出力と、ステレオミニのヘッドフォン出力
音楽プレイヤーを接続して録音/配信に利用できる、ステレオミニ仕様のLINE IN端子を装備
筐体のサイドには48vファンタム電源とループバックボタンを装備
コンパクトながら一通り出来ちゃう優れもの
音質は最高24ビット/96kHz
とSNS活動においては悪くない水準で
実際に使った感じも問題ないレベルだと感じました。
とにかくちっさい
AMS-22の最大の特徴はとにかくちっさいこと
スマホと同じくどこにでも持ち出せて
出先でちょっとした音録り、リハーサルの録音
ライブ配信、ZOOM会議が手軽にできちゃいます。
※ZOOMの商品レビューでZOOM会議とかややこしいな。
エフェクターボードにプリアンプエフェクトを導入している方や
マルチエフェクターを使っている方なんかはボードに固定して使うのもアリですね
手軽さで言えばAMS-22の右に出る者はいないでしょう。
ただ一つコンパクトであるがゆえに
本体の重量が無いので
ケーブルに引っ張られたりして設置位置が簡単にズレてしまいます。
ふとした拍子にコップをひっかけて作業場を汚してしまうという事もあるので
使用環境によっては注意が必要です。
スマホに繋がる
今スマホに繋がるオーディオインターフェースを選ぶなら
IK MULTIMEDIAのiRIGシリーズか
このZOOMのAMSシリーズが筆頭になるのではないでしょうか
現代の音楽活動はSNSありきというか
バンド組んでライブハウスに出演せずとも
一人でもSNSで活動できるので
スマホに繋がることでより、機動力の高い音楽活動が出来るわけです。
逆にPCではより高品質な創作が出来るので
より音質の良いものだったり、細かい調整ができるオーディオインターフェースを導入した方が良い効果を得られるでしょう。
AMSシリーズはあくまで手軽さに特化したモデルなので
そこはうまく使い分けていきたいですね。
スマートフォンやiPhoneと接続する時に注意したいのが
変換プラグやアタッチメントが別途必要になるのでそれらの準備も忘れずに。
当然接続時はスマートフォンのバッテリーの減りも早まるので
充電用の受け口と機材接続用の受け口が両方ついているタイプを選ぶ事をお勧めします。
AMSシリーズはバスパワーでも駆動しますが、別途電源供給用の受けもあるので
出来ればそっちにも電源を回したいですね。
モバイルバッテリーなどでも駆動するのでそう言った使い方も出来ますし
最近はUSB電源も供給できるパワーサプライもあるので
スマホとAMS、両方そこから電源を回して使う
ってなことも出来ますね。
使用例
実際に機材を繋いでみると
下記の図のようになります。
ギターからエフェクターを通った信号をコンボジャックに入力
PCからバックトラックの信号をライン入力へ
ヘッドフォンをフォンジャックに
電源からDCジャックに給電
スマートフォンとAMS-22を接続
エフェクターとPC、スマホもそれぞれに電源から給電
上記の図には入れませんでしたが更にモニタースピーカーに接続する事も可能です。
↓の投稿では実際にこのセッティングで撮影したものです。
マルチエフェクターはBOSS GT-1000COREを使っています。
ミストーンもしっかり聞こえてますね…
また、マルチエフェクターをライン入力に入れれば
コンボジャックにマイクを指すことも可能です。
48Vファンタム電源に対応しているのでコンデンサーマイクもしっかり使えます。
弾き語りやギター片手にライブ配信なども可能です。
サイズの割に色々繋がるので様々な状況に対応できますが
あれもこれも繋いでしまうと結局要塞のような状態になるので
それはそれで考え物ですね。
↓はYAMAHAのサイレントギターを直接AMS-22に接続して撮影しました。
筆者も様々なセッティングで活用してます。
インスタグラムでリール音源に合わせて弾く場合は
PCが必要なくなるのでもう少しスッキリしますが
それでも思ったよりと大がかりですが
定位置に固定して撮影ブースを作るのもアリですね。
また、ケーブルをたくさん回す関係上
不意に機材が引っ張られる事があるので
スマホを固定するスタンドは重めのがっしりしたものを使った方が
快適に撮影ができるのでお勧めです。
AMS-24
AMS-44
など
入力が更に多いモデルもあります。
しかもこちらは電池駆動も可能!
ステレオでコンボジャックに入れたい場合や
ギターのほかにマイクも使いたい場合
電源を一口減らしたい場合など
用途に合ったモデルを選びましょう。
あると便利なループバック
ループバック機能とは、PCやスマホなどのデバイスからの音声と、
外部マイクや楽器などから入力された音声を合成して、
その合成音声をリアルタイムで再生・録音できる便利な機能です。
例えば、バックトラックに合わせてギターを弾いたり歌ったりする際に、
そのバックトラックとライブパフォーマンスを同時に録音することが可能になります。
この機能により、音楽制作やライブ配信の際に、
複数の音源を簡単に一つにまとめて扱えるため、
クリエイティブな作業がより手軽かつ効率的に行えるようになります。
こんな人におすすめ
・スマホで動画と一緒に楽器の音を録りたい人
・気軽に持ち運べるオーディオインターフェースが欲しい人
・制作、連取ブースとは別に撮影ブースを組みたい人
実際ギターだけでなく電子ピアノ、シンセサイザー、管楽器、ラジオ収録
などなど
様々な場面で活躍できるポテンシャルyがある機材なので
持っていて損はないです。
AMS-22は2024年3月現在
約10,000円前後で購入できます。
安い所だと9,000円台で買えるようです。
価格も抑えめで助かりますね。
AMS-24は約13,000円
AMS-44は約19,000円ほどで購入できます。
ご自身に合ったスペックのモデルを選びましょう。
まとめ
この記事を通じて、ZOOM AMS-22オーディオインターフェースがいかにSNS時代の音楽活動に最適なのかを感じて頂けたら幸いです。
超軽量で持ち運びが簡単、そしてスマホやPCとのドライバーレスでの接続が可能。
音質もSNSでの共有に充分な水準を備えている。
ただ、そのコンパクトさがゆえに設置位置がずれやすいなどの小さな注意点もありますが、それを差し引いてもその便利さは大きいです。
さらに、スマホとの連携により、どこでも手軽に高品質な録音やライブ配信ができる点は、今の音楽シーンでは大きなメリット。
ケーブルが多くなりがちで設置が大掛かりになる可能性もありますが、それを補って余りあるほどの機動力をAMS-22は提供してくれます。
そして、もし入力がもっと必要なら、AMSシリーズにはAMS-24やAMS-44といったモデルもあり、
さらに多くの音源を同時に扱える選択肢もあるので、自分の用途に合ったモデルを選ぶことができるのも魅力の一つです。
システムの一部として考えると、色々繋いで使いたい人にはiRIGシリーズよりもAMSシリーズの方がしっくりきそうですね。
結局のところ、ZOOM AMS-22は、SNSでの演奏動画を手軽にかつ高品質で制作したいミュージシャンにとって、
まさに必携のアイテム。そのコンパクトさ、使い勝手の良さ、そして柔軟性は、現代の音楽制作において大きな強みになるでしょう。