どうも、つい先日GT-1000COREを購入した矢先
BOSSの新製品GX-100が発表されてパニック状態のヨシダシです。
だってGT-1000からエフェクトを継承しているのに価格が7万円弱ってそりゃ慌てますよ。
GT-1000が約¥110,000
GT-1000COREが約¥77,000
今回発表されたGX-100が7万円弱
と価格だけ見てもコスパエグそうでしょ?
フットスイッチも充実してるしペダルもついてるし
GT-1000CORE\(^o^)/オワタ‼︎
って一瞬思ったけど血眼になって情報を集めてみると
やっぱりGT-1000シリーズが上位モデルで
GX-100はその下位に位置するモデルだと言う事が分かってきました。
GT-1000COREを最近買ってしまった筆者もひとまずは安心です。
ただ情報を集めて思ったのはGX-100の方がフィットするって人はかなり多いだろうなーと言う事が分かってきたので
そう言った事も含め
上位モデルGT-1000シリーズとこのGX-100の違いを
発売前に得られた情報を元にまとめてみました。
GX-100の主な特徴
まずは今回発表されたGX-100ですが
現在わかっている特徴をまとめてみましょう。
GT-1000から継承されたAIRDアンプとエフェクト
BOSSマルチエフェクターのフラッグシップGT-1000に収録されているアンプモデルとエフェクトを多数収録しているというのが本機の第一の特徴。
収録されているエフェクト群を見た感じではGT-1000とほぼ同じエフェクトが使えるようです。
GT-1000が11万円なのに対しGX-100は7万円弱
この価格差がある中でほぼ同じエフェクトが使えるってどういうこと?
と疑問に思うのが正常な反応だと思いますが、勿論様々な差があってのこの価格差。
決してGT-1000がただ高いだけという訳ではないと言う事を皆さんにご理解頂けるようにその差を明確にしていきます。
タッチ操作に対応したカラーディスプレイ
スマホの様にタッチ操作で音作りや細かな設定ができるモニターを搭載。
ここはGTシリーズには無かった個性で
より直感的に音作りが出来そうで非常に好印象。
正直GT-1000はPCに繋いでエディターソフトを使用しないと快適な音作りが出来ない
と言った印象があるのでこれは便利だと思います。
このタッチパネルでの音作りは是非実機を触って体感してみたいですね。
接続順や組み合わせを自在にカスタマイズできる15個のエフェクトブロック
このGX-100では最大15個のエフェクトを好きな順番、組み合わせで配置できるようです。
その上で同一のエフェクトは最大9個
AIRDアンプは2個
ルーパー、DIVIDER/MIXER、SEND/RETUNEはそれぞれ1個を配置できるとのこと。
なので最大15個
と言うことは
ディストーションを9こ直列で繋ぐと言ったかなり極端なセッティングにも対応が可能なのかもしれません。
GT-1000は最大使用数24個ですが
エフェクトの種類に制限があったのでここはGX-100の個性として押さえておくべきポイントかもしれません。
ただしエフェクトによって容量、つまりマシンにかける負荷が異なるため
低負荷のエフェクトであれば最大9個まで使える
と言った仕様になっている様です。
組み合わせによっては容量がオーバーしてしまうので
同時使用できるエフェクトが9個未満になると言う事です。
上位モデルGT-1000シリーズとの違い
では実際のスペック面に於いて
どのあたりがGT-1000シリーズとGX-100で
どの程度の差があるのかを見ていきましょう。
寸法
まずはサイズから
GX-100
幅460
奥行き193
高さ73
重量3.5kg
GT-1000
幅462
奥行き248
高さ70
重量3.6kg
GT-1000core
幅173
奥行き135
高さ63
重量920g
と3台比べるとGT−1000COREのコンパクトさがかなり際立つ形となった。
↑こちらのイケベ楽器さんの動画1分20秒辺りで3機種並んでいる画を見れるのでご参考までに。
そしてGT-1000の方が奥行きが5cm程大きいのに対し
重量は100gしか差がなかった。
ちなみにLINE6のHELIX Floorは重量6.6kgなので
GT-1000はかなり軽めのハイエンドマルチだといえる。
GX-100はBOSSの中では中級機に該当するモデル
と言う事になりますが
他のメーカーの中級機はというと
・LINE6 PODGO 約¥50,000 重量2.35kg
・ZOOM G6 約¥35,000 重量約1.93kg
と言った具合にこのに機種に限って言えば、価格も重量もGX-100よりも一回り二回り下だと言える。
発売後はこの辺りとも比べてみると良いかもしれない。
音質
音質に関してはカタログスペックを参考にするしかないのですが
GX-100は
サンプリング周波数 48kHz
AD/DA変換 24ビット
GT-1000は
サンプリング周波数 96kHz
AD\DA変換 32ビット
なので数値上はGT-1000の方がワンランク上の音質である事が予想されます。
ただし、音質に関しては実際聞いてみないと分からないというのが正直なところで
内蔵エフェクトやアンプモデルも
GT-1000から継承された
とは書いてありますが当然このGX-100用にチューニングされたエフェクトになっていると思いますので
ここは実際に弾き比べてみたいところ。
実際GT-1000とIR-200は同じアンプモデルを搭載していましたが結構サウンドに違いがありました。
やはりサウンド面に関しては発売してからのお楽しみですね。
エフェクト最大同時使用数
先ほども少し触れましたが
ここが最大の差だと思います
GX-100は
エフェクトセクション9個
AIRDアンプセクション2個
ルーパー、DIVIDER/MIXER、SEND/RETUNEはそれぞれ1個
合計15個
GT-1000は
コンプレッサー
マスターディレイ
コーラス
リバーブ
ペダルエフェクト
フットボリューム
ルーパーが各1個ずつ
歪み系
AIRDプリアンプ
ノイズサプレッサーが各2個ずつ
様々なエフェクトに置き換えられるFXが3つ
イコライザー
ディレイが各4つ
合計24個に加え
センドリターンが2系等
IRセクションが2系統
DIVIDER/MIXERが3系統
とかなり差がある事がわかります。
GX-100は同系統のエフェクトを最大9個使えるという優位性があり
GT-1000はギターのサウンドを一台でトータルコーディネートすることが出来るという優位性があります。
お互いに出来る事に差がありますが
こう見ると価格差については納得といった感じでしょう。
接続端子
接続端子にも違いがあります。
GX-100は
モノラルインプット
ステレオアウト
ヘッドフォン接続端子
センド/リターン
アンプコントロール接続端子
フットコントロール接続端子
Bluetoothアダプター接続端子
USBケーブル接続端子
ACアダプター接続端子
MIDIインアウト
GT-1000は
モノラルインプット
ステレオメインアウト
ヘッドフォン接続端子
センド/リターン2系等
ステレオサブアウトXLR端子
フットコントロール接続端子2系等
アンプコントロール接続端子
USBケーブル接続端子
MIDIインアウト
ACアダプター接続端子
GT-1000CORE
ステレオインプット
ステレオアウト兼ヘッドフォン接続端子
センド/リターン2系等
フットコントロール接続端子2系等
MIDIインアウト(ピンジャック)
USBケーブル接続端子
ACアダプター接続端子
こうしてみると
GX-100はBluetoothアダプター接続端子という独自の個性を持っている他は一般的なマルチエフェクターに準ずるスペックと言った印象。
GT-1000にはBluetoothが内部に搭載されているのでステレオインプット以外は全部盛り。
やはりGT-1000がBOSSマルチエフェクターの親分的存在なのです。
そしてGT-1000COREは親分のできる事は大体こなせてステレオインプットにも対応。
他のコンパクトエフェクターと組み合わせやすいサイズ感が魅力。
GX-100はこんな人におすすめ
ここまで見てきて色んな事がわかってきました。
その上でGX-100はどんな人にオススメなのかと言うと。
・そこまで複雑なサウンドは求めてないけど良い音を出したい
・直感的に音作りをしたい。
・足元のシステムに10万はかけたくない
・新しいものが好き
おおよそ上記4つに当てはまる方というのが筆者の見立てです。
マルチエフェクターを選ぶポイント
逆にGT-1000やHELIX系など他のマルチエフェクターと迷っている方はどんな機材が欲しいのかを明確にしておきましょう。
網羅的にサウンドメイクしたい方は
・BOSS GT-1000
・LINE6 HELIX
・MOORE MG300
・ZOOM G11
などの一台完結型フラッグシップ機
エフェクトボードにちょい足ししたい方は
・BOSS MS-3
・BOSS GT-1000CORE
・LINE6 HX STOMP
・LINE6 HX EFECTS
・ZOOM MS-50
などのマルチストンプ系
そこまで複雑なサウンドは求めてない方は
・BOSS ME-80
・BOSS GT-1
・ZOOM G3N
などの入門機
音質にもこだわりたいけど複雑なサウンドは求めてないって方には
・BOSS GX-100
・LINE6 POD GO
・ZOOM G6
などの中級機
と言う具合に目的を明確にする事で今の自分に合った機種が絞ら込めます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
発売前の情報をまとめてみました。
興味のある方は是非公式サイトからダウンロードできる取扱説明書を見て下さい。
操作方法や内蔵エフェクトなど様々な情報を参照できます。
筆者も発売後には楽器店で実機を触らせていただこうと思っています。
その際に感じたことなどあればまた記事にまとめてみようと思います。
と言う事で最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事が機材選びの一助になれば嬉しいです。