楽器x筋トレ

ギタリストも筋トレすべき!?パフォーマンスを向上させる高重量トレーニング5選

「ギタリストに筋トレって必要?」
そう思ったなら、ちょっとだけ聞いてほしい。ギターは“繊細な指先の芸術”かもしれない。でも、実は全身を使った“フィジカルな表現”でもある。

長時間のライブやリハ、重たいレスポールを何時間も構えて演奏する。そんなときに体幹がブレると、音もフォームも安定しない。さらに、握力が落ちればフィンガリングのキレが鈍るし、姿勢が崩れれば手首や肩に負担がかかる。

つまり、高重量トレーニングは“演奏力の底上げ”そのもの。長くギターと付き合っていくつもりのあなたにこそ、取り入れてほしい筋トレメニューを5つ厳選した。

まずはウォーミングアップから始めよう

高重量トレーニングを安全に、そして効果的に行うためには“準備”が何より大切だ。 身体づくりのための筋トレで、逆に身体を壊してしまっては本末転倒。

ギタリストの身体は繊細だ。特に手首や指、肩まわりは過度な負荷に弱い。だからこそ、トレーニングの前には必ずウォーミングアップを取り入れてほしい。

たとえば、軽めの有酸素運動で体温を上げる。 肩や手首を回すダイナミックストレッチで関節の可動域を広げる。 軽いウェイトで対象部位をプレアクティベーションする。

これだけで、ケガのリスクは大幅に下がるし、筋肉への効き方も段違いだ。 演奏前に指慣らしをするように、筋トレにも“鳴らし”が必要ということだな。

デッドリフト:握力と体幹を一気に鍛える王道メニュー

デッドリフトは“キング・オブ・トレーニング”と呼ばれるほどの全身運動。バーベルを地面から引き上げるシンプルな動作で、握力・背中・腰回り・体幹までまんべんなく鍛えられる。

ギターを長時間構えると、どうしても腰が疲れてくる。でも、デッドリフトで背面の筋肉が強化されると、自然と姿勢も良くなって、ライブ終盤でもブレないプレイができるようになる。

ポイント:
・無理に高重量に挑まず、正しいフォームを最優先。
・最初は軽めでも、週ごとに少しずつ重量を増やせばいい。

スクワット:下半身の安定感が“演奏の土台”になる

ギターは手で弾く楽器だけど、支えているのは“脚”だ。スクワットは太ももやお尻、そして体幹を鍛える基本中の基本。

ライブでジャンプしたりステージを動き回ったりしても、スクワットを取り入れていれば演奏中のブレや疲れが激減する。

長時間のスタンディング演奏でも足腰がしっかり支えてくれるようになり、演奏に集中できるようになる。

ポイント:
・フルスクワットよりもパラレル(膝90度)で安全に
・バランスボールやゴブレットスクワットもおすすめ

ベンチプレス:パワフルなピッキングを支える筋力を

一見ギターと関係なさそうに見えるベンチプレス。でも実は、肩甲骨周りの可動域や、腕・胸の出力を高めるのに効果的だ。

特に激しいストロークをする人、速いリフやブリッジミュートで力強さとスピードが求められるプレイには必須。

肩甲骨がしっかり動くようになると、ピックのコントロールも滑らかになる。

ポイント:
・バーを下ろすときは“肩甲骨を寄せる意識”で
・手首を痛めないよう、グリップは自然な角度で持つ

 ハンマーグリップ・ダンベルカール:
フィンガリングとピッキングの安定感UP

前腕、つまり肘から先の筋肉を鍛えるならこれ。ハンマーグリップ(縦持ち)でのダンベルカールは、ピッキングの安定感や、フィンガリングの精密さに直結する。

コードチェンジがもたつく、ロングトーンがプルプル震える…。そんな悩みも、前腕の筋力が底上げされることで改善されていく。

ポイント:
・ゆっくり上げて、ゆっくり下ろす(ネガティブ動作が重要)
・高重量すぎると肘を痛めやすいので注意

フェイスプル:姿勢改善で“美しいフォーム”をキープ

演奏中に猫背になっていないか?
フェイスプルは僧帽筋や肩甲骨周辺の柔軟性を高めるトレーニング。自然な姿勢が保てるようになると、呼吸も深くなり、プレイにも余裕が生まれる。

何より、見た目の印象が変わる。ライブ映像を見返したとき、「俺、こんなに丸まってたのか…」と絶望した経験、あるだろう?

ポイント:
・ロープを使って“顔の横”に引くイメージで
・肩甲骨をしっかり寄せることを意識

怪我を防ぐために気をつけたいこと

ギタリストの身体は“繊細な楽器”そのもの。鍛えるのは大事だけど、壊してしまっては元も子もない。

  • 無理な重量設定を避ける:指や手首、肩を痛めやすい人は特に慎重に。
  • ストレッチを習慣にする:トレーニング前後のウォームアップ・クールダウンは必須。
  • オーバートレーニングに注意:週2〜3回で十分。むしろ“続けること”こそが重要だ。

まずはこの中の1つから始めてみよう

筋トレ=マッチョ、というイメージがまだ根強い。でも、ギターに必要な筋肉は“使える筋肉”だ。 無理に全てを取り入れなくても構わない。まずは気になる1種目だけでもいい。

弾ける身体を手に入れれば、表現の幅も、音の説得力も、きっと変わってくる。 ギターの上達を“指だけ”に頼らない、新しいアプローチを今日から始めてみよう。

ギタリストも筋トレせよ!|演奏力・ライブ・メンタル全方位で向上!
 

ABOUT ME
吉田寛定
新潟在住のギターインストラクター、MBTIはINTP(論理学者) 時々インスタに演奏動画を上げたりしている。 だいたいどんな話を振られてもある程度語れる位常に知識をむさぼって生きています。