上達方法

【マスパペヒキタイ】高速ダウンピッキングのコツを有識者に聞いてみた!

「Master of Puppets を原曲通りに弾きたい!」

何度も挑戦してきましたが、ダウンピッキングの壁を越えられずに挫折してばかりです。手首は疲れるし、リズムはズレるし、途中でバテてしまう…。

しかし、どうしても諦めたくない。そこで、今度こそ習得するために

メタルギタリスト

フィジカルトレーナー

生物学者

スポーツインストラクター

心理カウンセラー

整体師(柔道整復師)

の知り合いに相談してみました。すると、それぞれの専門的な視点から、高速ダウンピッキングをマスターするためのヒントが見えてきました。

今回はその内容を共有したいと思います。

🎸 メタルギタリストに聞いてみた


🎸 「ダウンピッキングは力じゃない。むしろ無駄な力を抜いて、効率よく弾くことが大事だ。」

メタルバンドで長年ギターを弾いている知人は、速いピッキングのコツについてこう話してくれました。

🎸 「まず、お前がやりがちなのがとにかく腕全体で振り回してしまうことな。
これだとすぐにバテるし、ピッキングの精度も落ちる。手首を中心に動かし、ピックの振り幅を最小限にするのが基本だ。リフを叩きつけるように弾くんじゃなくて、もっと『軽く刻む』イメージでやるといい。」

メタラーは皆脳筋かと思いきや意外と的確な助言をくれました。
持つべきものはメタラーの友達ですね。

ギタリスト流・高速ダウンピッキングのポイント
✅まずはBPM100で完璧に弾けるようにする。そこから10ずつ上げていく。
✅ピックの角度を少し斜めにして、スムーズに弦を流すようにする。
✅腕を振りすぎず、手首の動きをメインにする。

🎸 「ダウンピッキングのリズムが乱れると、全体が台無しになる。まずはテンポを落として、正確に刻むことから始めろ!」

💪 フィジカルトレーナーに聞いてみた


💪 「手が疲れる? それは単純に筋持久力が足りてないんだよ。」

トレーニング指導をしている友人に相談すると、ギターを弾く筋力を鍛える方法を教えてくれました。

💪 「ダウンピッキングは細かい動作の繰り返しだから、前腕の屈筋群(橈側手根屈筋・尺側手根屈筋)と握力のスタミナを鍛えれば、長時間弾いてもバテにくくなるんだ。筋肉が持たない状態で無理に弾くと、余計な力が入って逆効果だからな。」

小手先のテクニックというよりも奏者の筋力も重要ということですね。
筋トレ必須というとでマスパペ習得が長期のプロジェクトになることが決定してしまいました。

持久力アップのトレーニングメニュー
✅ リストローラー(前腕の筋持久力UP)
      → ダンベルのロープを巻き上げ&巻き下げ(10回×2セット)
✅ 握力ボール(ピックの保持力向上)
      → 30秒間ギュッと握る(3セット)
✅ アイソメトリック・ピッキング
      → ピックを弦に押し当てて力をキープ(30秒×3回)

💪 「スポーツでもギターでも、持久力がなけりゃ話にならん。腕を鍛えれば、自然とピッキングも安定するぞ!」

🏋️‍♂️ スポーツインストラクターに聞いてみた


🏋️‍♂️ 「ギターもスポーツみたいなもんだからな! ウォームアップとクールダウンをちゃんとやれよ!」

スポーツインストラクターの知人は、ギターも筋肉を使う動作である以上、「適切なウォームアップとクールダウンを取り入れれば、疲れにくくなり、演奏の安定性も向上する」と教えてくれました。

🏋️‍♂️ 「お前、いきなり全力で弾き始めてないか? それ、マラソンでいきなり全力疾走するようなもんだぞ。準備運動なしで筋肉を酷使すると、すぐに疲れてバテるし、最悪の場合、腱鞘炎や関節痛の原因になる。 逆に、練習後に何もしないのもダメ。アスリートは試合後にしっかりストレッチするだろ? ギターも同じで、筋肉の疲労をケアしないと回復が遅れる。」

練習前の段階についてダメ出しされてしまいました。
確かにスポーツにおいては練習前後のコンディショニングは常識ですもんね。
スポーツインストラクターは怪我をさせない事が最優先だそうで、この助言には納得です。
マスパペに限らず普段の練習にも取り入れたいと思います。
※忘れそう

ウォームアップ(練習前)
✅ 手首回し(左右30秒ずつ)
      → 手首を柔らかくする
✅ 指のストレッチ(各指10秒キープ)
      → 指の可動域を広げる
✅ リストフレクサーストレッチ(10秒×左右)
      → 前腕をほぐす

クールダウン(練習後)
✅ 温冷交代浴(氷水10秒 → 温水10秒 ×3セット)
      → 筋肉の炎症を防ぎ、回復を促進
✅ フォームローラーで前腕マッサージ
      → 筋膜リリースで疲労回復
✅ リラックスストレッチ
      → 演奏後の硬直を防ぐ

🏋️‍♂️ 「プロのアスリートはウォームアップとクールダウンを絶対にサボらねぇんだよ。お前もちゃんとやれよ! これをやるだけで、練習の質が変わるからな!」

🧬 生物学者に聞いてみた


🧬 「ピッキングを長く続けるには、神経の適応を意識することが大事です。」

学生時代に生物学を専攻していた知人は、人間の神経系の働きや筋肉の動きを研究していた様です。彼によると、速く動かすためには単に筋力をつけるだけでなく、動作を洗練させることも重要とのこと。

🧬 「脳と神経が速い動作に慣れれば、自然とスムーズに動けるようになります。そのためには、一定のテンポで弾く練習を繰り返し、身体に覚えさせることが必要です。」

詳しい話を聞いてみると、ピッキングの一発一発を意識するのではなく例えば一拍ずつ、つまり16部音符4発を一つの動作としてインプットすることで神経伝達をスムーズにさせるとかそんな事を言ってました。
複数の動作をグループ化して単一の動作として覚えるというテクニックだそうです。

✅ ピックを軽く持ち、指をガチガチに固めない。
✅ 手首を柔らかく使い、リラックスした状態で弾く。
✅ 16分音符のグループ化を意識して、リズムを脳に刷り込む。

🧬 「力を抜いて、ピックを持つ感覚を意識すると、無駄な動きが減るはずです。」

🧠 心理カウンセラーに聞いてみた


🧠 「練習のとき、焦って力んでませんか? メンタル面の影響も大きいですよ。」

筆者の高校の後輩。大学で心理学を専攻していた彼は、ギターの練習にもメンタルトレーニングが活きると言います。

出来ると思えなければできる様にならないというか、練習中から諦めてる人は習得が困難になるとのこと。
楽天的な人の方が有利ですが、楽天的な様でいて内心半分以上諦めモードみたいな人も結構いるので「自分はできる」と声に出して自己暗示してしまうのがおすすめだそうです。

✅ 「自分はできる」と言い聞かせるポジティブなセルフトーク
✅ 小さな成功を積み重ねる(BPM120で安定して弾けたら自分を褒める)
✅ 疲れたら一度深呼吸し、リラックスする習慣をつける

🧠 「『弾けるようになる過程を楽しむ』ことが大事です。焦りすぎると逆にうまくいきません。」

🦴 整体院の先生(柔道整復師)に聞いてみた


🦴 「姿勢が悪いと、腕に余計な負担がかかりますよ。」

行きつけの整体院の先生は、演奏時の姿勢についてアドバイスをくれました。

確かにメタリカのジェイムズ・ヘットフィールドは演奏姿勢がどっしりしているというか、後ろ重心で安定感がある様に見えます。
結果的に自重がピックに乗っているというか効率よくパワーが伝達されている気がします。
※しかし元々フィジカルが強そうだから結局筋トレはした方が良さそう。

✅ 背筋を伸ばし、力まずに弾く
✅ 手首の可動域を広げるストレッチをする
✅ 前腕の筋膜リリース(テニスボールでほぐす)

🦴 「痛みや疲労を減らすためにも、体の使い方を見直すことが大事です。」

🔥 まとめ

ダウンピッキングの持久力やスピードを上げるためには、単なる筋力だけでなく、正しいフォームやメンタル面、そして適切な準備とケアが不可欠であることがわかりました。

✅ テンポを落として正確なピッキングを身につける
✅ 前腕の筋力と持久力を鍛える
✅ 無駄な力を抜き、効率的な動きを意識する
✅ ウォームアップ&クールダウンで疲労を減らす
✅ メンタルを整えて、焦らず練習する
✅ 姿勢を整え、体の負担を減らす

皆さんも一緒に、ジェイムズ・ヘットフィールドのような鋼の右手を手に入れましょう!
今度こそ、マスパペを原曲通りに弾き切る日を目指して頑張ります!

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吉田寛定
ナチュラルハーモニクスで演奏してる人